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天皇陛下のお言葉
[日本の政治]
2016年8月8日 16時32分の記事

本日、午後3時より天皇陛下のお言葉が放送されました。

「天皇陛下がお気持ちを表明(全文)」(2016年8月8日 NHK)

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天皇陛下が平和と国民の安寧を願われ、常に国民と共に歩まれ寄り添っていらしたことが、本当に心から感じるお言葉でございました。私としては、正直申し上げてお言葉を家族の祖父の言葉と同じ感覚で聞いておりました。それほど親近感や情愛をとても感じました。それは天皇陛下が国民に対して常に心を砕かれているからだろうと存じております。責任感がお強く、国民への情愛があふれるお心が本当によくわかるお言葉であったと存じます。
陛下のお言葉のご真意は平和と国民の安寧が永く続くことでございますが、他、お言葉に込められたご真意は様々にあると存じます。その中でも最も重要なことは、お言葉の最後に出された以下の部分と存じます。

始めにも述べましたように、憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。 
国民の理解を得られることを、切に願っています。」(2016年8月8日 NHK)

天皇陛下の「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ」というお言葉が最も重く重要なものと存じます。このお言葉は、昭和20年8月15日の昭和天皇のお言葉以来続く象徴天皇、そして国民と常に共にあるお姿を今上陛下はずっと続けられ、これからも永劫に続けられると言うことであるのは間違いございません。
誰が、71年前、国民を塗炭の苦しみに遭遇させ、国家を破滅させ、世界の人々からへ和を奪い、命を奪ったか、その根本を明らかにし、改めて追求しなくてはならないでしょう。国民が知らないのなら知らしめるしかないでしょう。陛下のお言葉に対して産経新聞が見出しに「象徴の務め困難に」(2016年8月8日 産経新聞)と書いていますが、天皇陛下のお言葉ですら産経新聞は正確に伝えられないのかと心から腹立たしく思います。本当にここまで劣悪なメディアだとは思いませんでした。

天皇陛下のお心かが永く続き、引き継がれ常に国民と共にあることを心から願わずにはいられません。そして、政治に関わるものは、陛下の心を我がものとし、国民の安寧のために働き、常に国民とともに、安泰をはかることを最優先に考え、動かなくてはなりません。政治の核心とはそこにしかありません。

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片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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