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《日本の政治》日本の民主主義政治の最大の問題点を示したスガ退陣 その2 (2)
[日本の政治]
2021年9月5日 23時39分の記事

昨日の本ブログ「《日本の政治》日本の民主主義政治の最大の問題点を示したスガ退陣 その2 (1)」(2021年9月4日)の続きです。

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◎ 政策的にはずっとアベ・スガ自公政権だった
以下のように書かれています。


新型コロナウイルス対策では「後手」批判を浴び続け、東京五輪の政権浮揚効果も不発。8月にあった地元の横浜市長選でも支援候補が「大敗」した。


なぜ、このことが『世襲オーナー政党での非力な使用人スガ氏の実像』をより鮮明にさせるものなのか? 単にスガ氏の失政・失策ではないかとお考えになるかもしれません。もちろん、結果としてそうではあるのですが、しかし、一方でこれらは、そもそもスガ氏のだけの話しであったのかと考えるのです。
結論から先に言えば、上述したようにスガ氏は世襲オーナーに対して極めて非力ですから、必然、スガ氏の単独の政策はあり得るはずはないと考えるのが自然ですし、普通です。スガ政権の実相は、アベ後継としてアベ前政権の政策を忠実に行ってきたということです。そうでなければスガ氏の支持基盤は一気に崩れてしまうわけです。こういうことが、スガ政権の1年を通じてずっとあったわけで、それを私はアベ・スガ自公政権と表現してきたわけです。
それではまず、後手後手と言われ、完全に失敗している新型コロナウイルス対策を観てみましょう。
丁度一年前、本ブログ「アベ氏はやはり意気軒昂 (2)」(2020年9月14日)を書きました。アベ氏が病気で退陣するというとき、アベ氏は元気ハツラツと書いたわけですが、実際、以下の今年9月3日の週刊現代の記事には、当たり前のようにアベ氏の元気はつらつさが冒頭から書かれています。今さら言うまでもないことですが、基本的には常にアベ氏にはウソがつきまといます。そういう前提ですべてを観なければならないのです。記事にあるようにアベ昭恵氏もアベ氏は『お芝居がうまいから』と言っているほどなのです(笑)。

「安倍晋三『菅おろし』の全内幕…『主人はお芝居がうまいから』と昭恵夫人は笑った」(2021年9月3日 週刊現代)

さて、そのようなアベ氏は、昨年8月28日、退任を発表したときに以下のように述べています。


現下の最大の課題であるコロナ対応に障害が生じるようなことはできる限り避けなければならない。この1か月程度、その一心でありました。悩みに悩みましたが、この足元において、7月以降の感染拡大が減少傾向へと転じたこと、そして、冬を見据えて実施すべき対応策を取りまとめることができたことから、新体制に移行するのであればこのタイミングしかないと判断いたしました。

「安倍内閣総理大臣記者会見」(2020年8月28日 首相官邸)


アベ氏は、昨年、退陣後の冬を見据えて新型コロナウイルス対策をまとめることができたから、アベ後継体制にバトンタッチすると言っているわけです。そのアベ後継体制を自らの支持で、長年にわたって政権内で官房長官をしてきたスガ氏にしたわけです。すなわち、自らの事情で退陣し、その後の後継体制も自分の近いものにして、新体制が出来る前に、その後の新型コロナウイルス対策もまとめたと、アベ氏は昨年8月28日に言っているのです。
それなら、スガ政権における新型コロナウイルスは基本的にアベ氏が、昨年夏につくったものであることは明白です。実際、その後のスガ政権の新型コロナウイルス対策は何一つアベ政権以来のものと変わっていません。PCR検査はあくまでも増やさない、新型コロナ感染者用の専門施設はつくらない、感染拡大を防ごうとしない、お願いベースだけの施策しかないなどなど。実はスガ政権はずっとアベ政権時の対策と同じことをしているのです。だから、政府の対応が、あたかも新型コロナウイルス問題が昨日から始まったような状態になっているのです。
上記の1年前のブログでは以下のように書きました。


7月以降の感染拡大というのは、アベ政権・日本政府が防疫に再度失敗したことなのです。そして、再拡大が減少傾向へと転じたのは、明らかに国民が行動に注意し、抑制をしたからでしょう。GOTOトラベルキャンペーンを行ったアベ政権・日本政府の力量によって減少したのではまったくありません。なぜなら、それは防疫対策ではなく、需要喚起政策だからです。
しかし、政権が末期状況であり、なおかつこれまで新型コロナウイルス防疫対策を成功させていない中で、いまだに多くの新規確認感染者が毎日出ているのに、新型コロナウイルス防疫対策ではなく、リスクがあるGOTOキャンペーンなどの需要喚起政策をアベ政権はさらに進めているのですから、明らかにおかしいわけです。まったく話しになりません。
(中略)
しかし、問題なのは、これらの国々での1日の新規確認感染者数は概ね日本の2倍以上あるということなのです。つまり、日本は新規確認感染者数に対する犠牲者の割合がものすごい高いということなのです。これは極めて問題があります。このことが意味すると考えられることは二つで、一つは依然、日本ではPCR検査の実数が少ないということ、もう一つは重症化対策が出きていないということなのです。


スガ政権において、アベ政権時と何か変わったことがあるかと言えば、それはGOTOキャンペーンが止まり、今はワクチンが普及しつつあることです。
しかし、PCR検査数が少ないことはそのまま、感染者が増えるとすぐに積極的疫学調査は止まってしまう。重症化対策もしっかりと出来ておらず、入院できないで自宅で死亡する重症者の方が続出しているわけです。本当にまったく何も変わっていません。
しかし、この一年を観ると、感染者が減るとすぐに経済を回せと同じ人々が叫びだし、それでまた感染爆発・オーバーシュートとなる。アベ・スガ自公政権・日本政府は感染防止対策は何もできず、重症者対策もできていないという実態は、ずっと放置されてきたわけです。そして経済を回せと言っていきた人たちは何も責任を取らず、いまだに同じことを繰り返している始末なのです。

「《日本の政治》日本の民主主義政治の最大の問題点を示したスガ退陣 その2 (3)」(2021年9月6日)へ続く。

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、爾来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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