このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
日露平和条約交渉が進展しなかった最大の原因はアベ晋三
[日本の政治]
2022年3月23日 0時20分の記事

ロシアが日本との平和条約交渉を中断すると発表したと以下のように報じられています。本ブログ「現在の日本の対ウクライナ政策はアベ政権の『積極的平和主義、自由と繁栄の弧』の一環にすぎない その2」(2022年3月18日)で申し上げたように、現在のロシア・ウクライナ情勢の最重要ポイントである2014年以降のウクライナに、当時の日本の宰相・アベ晋三が肩入れしてきたのですから、当たり前の話しです。ロシアからしたらこの動きは明白な反ロシアであり、それをアベ晋三もわかってやっていたわけです。だから、2014年以降、日露平和条約交渉も北方領土問題についても、このアベ晋三の動きで完全に形骸化してきたのです。そのことをこれまで何度も申し上げてきました。

「ロシア外務省 日本との平和条約交渉を中断する意向を表明」(2022年3月22日 NHK)

【PR】電話相談システム開発ならイーステム


そして、このアベ晋三の反ロシアの動きと同じであったのが、マスコミなどでは筑波大学教授の中村逸郎で、中村は反プーチンでずっと日露離反を主張してきたわけです。
これまでの日本側には日露友好を土台にして、日露平和条約交渉、北方領土交渉を行なう状態にはそもそもなっていないのです。
それに現在の総理であるキシダは、アベ晋三の下での外務大臣として、ウクライナに関与してきたわけです。キシダはウクライナに関与して反露の動きをし、インドに関与して反中の動きをしてきたわけです。ですから、キシダ(アベ)だと当然、日本は中露の明白な敵になります。
それで、ウクライナのゼレンスキーに国会で演説させると言ったら、ロシアが平和条約交渉を棚上げするというのは当たり前の話しです。私がロシアの立場ならそうします。むしろ、ロシアはかなり抑制的だと思います。
本ブログ「2014年、バイデンが大統領府でウクライナ政策を担当していたということの意味」(2022年3月19日)などで述べたように、今回のロシア・ウクライナ情勢ついて最大の問題は米国、それもバイデン(英国)そのものに大きな責任があると考えています。このようなことは、世界的な投資家であるジム・ロジャースも言っていて、そのことを本ブログ「現在の日本の対ウクライナ政策はアベ政権の『積極的平和主義、自由と繁栄の弧』の一環にすぎない その1」(2022年3月17日)で取り上げました。専門家でそう見ている人は多いのですが、当然、そのような人は日本のテレビやマスメディアには登場できません。それは現在の日本が戦時統制報道だからです。もちろん、戦時でなくとも本物は今のところオモテには出られません。そういう偏向報道が横行ししてきたのが日本なのです。
話しを戻すと、これまでの日本側には日露友好を土台にして、日露平和条約交渉、北方領土交渉を行なう状態にはそもそもなっていないことは、以下に報道されている、ロシア元大統領で現ロシア安全保障会議副議長のメドベージェフの『日本との平和条約交渉中断は歴史的に正しい、かなり前からその時期を迎えていた』という言葉にはっきりと表れています。
2014年からアベ晋三がウクライナに肩入れしていると言うことは、ロシアに対しては半ば敵対行為なのです。それでいてロシアと平和条約を結ぶという事自体、あり得ないことなのです。だから、メドベージェフが『日本との平和条約交渉中断は、かなり前からその時期を迎えていた』ということになるのです。それが普通の見方です。
日露平和条約交渉が進まなかったのは明らかに原因は日本側、アベ晋三にあります。このことは4年以上前から申し上げ、ザ・フナイでは散々書いたことなのです。

「日本との平和条約交渉中断は歴史的に正しい、かなり前からその時期を迎えていた=メドベージェフ氏」(2022年3月22日 スプートニク)

このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
★★★★★

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/471320
くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
ブログ内検索

カレンダー
<<2022年03月>>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
カテゴリ
全て (1461)
日本の政治 (1371)
ザ・フナイ (15)
中東情勢 (4)
アジア・太平洋情勢 (2)
戦争の構造 (3)
世界の読み方 (15)
書評 (1)
勉強会・講演会のお知らせ (3)
本ブログの重要記事

注目です!

「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(21年2月3日)←New!
「やはりイギリスが言い始めた」(21年2月4日)←New!
「東京オリンピックは2022年に開催すべき」(20年12月31日)←New!

値千金のブログ記事:岡田晴恵特任教授、国のコロナ対応に激怒!番組出演中に声を震わす 「このままだと3月4月にピークがきます」 (20年2月25日)
○本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的? 」(20年4月16日)
○本ブログ「アメリカ政府が認定した当然のこと」(20年4月4日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月1日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月4日)
「ノーベル賞受賞者が新型コロナウイルスの早期回復(終息)を予測した理由:「我々は良くなっていく」(訳文)」(20年3月23日 ロサンゼルス・タイムズ)
最近の記事
12/02 22:32 お知らせ
11/28 22:44 兵庫県知事選 選挙期間中に『個人のボランティア』と確認しているのだろうか?
11/27 13:30 候補者と選挙コンサル 踏まえておくべき重要な1つの視点
11/27 10:02 兵庫県知事選 口約束ということが意味することは何か?
11/26 22:47 兵庫県知事としての斉藤氏の本質は何か?
11/25 21:33 斉藤・PR会社問題 これはちょっと安すぎるという感想
11/25 15:59 ゴゴスマでの明らかにおかしい議論
11/18 23:50 今回の兵庫県知事選の最大にしてほぼ唯一の争点は『マスコミ報道の信頼性』
11/13 08:50 石破さんの素晴らしい言葉
11/08 11:07 FRBの利下げをいかに考えるか
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved