このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
2014年、バイデンが大統領府でウクライナ政策を担当していたということの意味
[日本の政治]
2022年3月19日 23時58分の記事

以下の3月18日の米FOXニュースでは、元CIAのライアン・ヒルスバーグ氏が、2014年以降、秘密裏にウクライナ軍を指導・強化していたと述べています。因みにこのニュースの一報は、ロシアのメディア・スプートニクで見ましたが、調べると本当でした。そして、現在、またこのスプートニクに対するアクセスが禁止される言論統制が日本で起きています。日本は言論統制をする国です。ただ、この日本の言論統制はスプートニクの報道の正しさを逆証明するものでしょう。

「CIA secretly trained Ukrainian forces」(2022年)

【PR】Licom高画質ライブ配信・通話システム



今までCIAがウクライナへ関与してきたということは、ある意味で常識的なことでしたが、それを裏づける発言がこのニュースの意味です。陰謀論ではない、本当の陰謀が米国からウクライナに対してあったわけです。もちろん、ウクライナは米国(民主党)のクグツ(傀儡)です。
この米FOXニュースの元CIAのライアン・ヒルスバーグ氏の証言は、以下のように要約され紹介されています。日本語訳をつけておきした。


元CIAのライアン・ヒルズバーグ氏が、2014年のロシアのクリミア侵攻・併合後、CIAが秘密裏にウクライナ人を訓練していたという報道について語ります。

Former CIA intelligence officer Ryan Hillsberg discusses reports the CIA secretly trained Ukrainians after Russia's 2014 invasion and annexation of the Crimean Peninsula.



CIAがウクライナに密かに軍事訓練をしたのは『ロシアがクリミア併合した後』としています。しかし、本ブログ「現在の日本の対ウクライナ政策はアベ政権の『積極的平和主義、自由と繁栄の弧』の一環にすぎない その1」(2022年3月17日)で取り上げたように、世界的な投資家であるジム・ロジャースが、2014年、ロシアがクリミアを併合する前に生じたウクライナ政変を行なったのは『米国』とはっきりと述べて、それが、現状のロシア・ウクライナ情勢の地政学的な危機の本因と述べている訳です。
要するに、米国のウクライナで工作は、この元CIAのライアン・ヒルスバーグ氏が言うロシアのウクライナ併合後からではなく、併合前からずっと行なわれているのです。ですので、ウクライナは米国のクグツ(傀儡)、それがはっきりと動き始めたのが2014年のウクライナ政変と言うことなのです。これが現在のロシア・ウクライナ情勢の最大にして唯一の原因です。
そして、ジム・ロジャースは、この米国の策謀の実務者を国務次官のビクトリア・ヌーランドと述べている訳です。
では、そのヌーランドの上司は誰か? その答えが以下の2019年11月19日のBBCの記事にはっきりと書かれています。


焦点となっているのは、2014年〜2015年の期間だ。バイデン前副大統領はオバマ政権のウクライナ政策を担当していた。そしてこの同じ時期、息子のハンター・バイデン氏は、ウクライナのガス会社役員として高額の報酬を受けていた。

「【解説】 なぜウクライナはアメリカにとってそれほど重要なのか」(2019年11月19日 BBC)



バイデンが担当者のです。そうはっきりと書かれている。2014年というウクライナで米国が政変を起こし、ウクライナを傀儡国家としてきたそのホワイトハウス責任者は、戦争屋バイデン(ハリス)なのです。
だから、現在のロシア・ウクライナ情勢とは、『戦争屋バイデン(ハリス)の戦争』なのです。これがロシアの主張の本音です。
どうして、このような極めて重要なことが日本で報道されないのでしょうか? 心底理解に苦しみます。
そして、このバイデンの対ウクライナ関与を見れば、アベ晋三はバイデンと双子のようなものです。アベ晋三とウクライナの関係については、本ブログ「現在の日本の対ウクライナ政策はアベ政権の『積極的平和主義、自由と繁栄の弧』の一環にすぎない その2」(2022年3月18日)で指摘しました。
また、バイデン政権の国防長官であるロイド・オースチンは元陸軍大将で、武器製造会社で有名なレイセオンの取締役などを歴任しています。もちろん、レイセオンは、上記本ブログ「現在の日本の対ウクライナ政策はアベ政権の『積極的平和主義、自由と繁栄の弧』の一環にすぎない その2」(2022年3月18日)で取り上げた、アベ政権下でGPIF資金が投下された武器製造会社の一社です。
このような背景が、日本のメディアがウクライナ一辺倒になり、一方でトランプを散々けなし、戦争屋バイデン(ハリス)をあがめ奉る理由なのです。戦争屋が後ろにいるから偏向報道が起きるのです。このことを別のわかりやすい言葉で言うと55年体制そのものということなのです。多様性とかまったく関係ありません。むしろ多様性を悪用している。むしろ多様性とは正反対がその本質。だから、戦争屋なのだ。
上記BBCの記事ではトランプについて以下のように書かれています。


ドナルド・トランプ米大統領は、自分の政治的な目的を理由に、同盟国ウクライナへの軍事援助を停止したのだろうか――。これが、米野党・民主党が推し進める弾劾調査の核心にある大問題だ。
(中略)
アメリカからの援助はウクライナにとって軍事的にも、象徴的にも重要だ。
ウクライナ軍にとってアメリカはかつては、頼りになる後ろ盾だった。しかしもはや、当然のように頼るわけにはいかない。
今の米政府は軍事援助を、出したり引いたりする。トランプ大統領は、がウクライナについて頻繁に軽蔑的な発言を繰り返す。その結果、ロシアとの和平交渉ではおそらく確実にロシアが有利になった。



トランプは、ウクライナへの軍事援助を止めようとしていたのです。
トランプ以前のウクライナは、米国がウクライナの後ろ盾で、このような状態が地政学的な危機の本因とジム・ロジャースは指摘しているのです。
だから、トランプなら今回のようなロシア・ウクライナ情勢には当然ならず、ロシアはウクライナへ侵攻しなかったでしょう。第三次世界大戦の危機も発生しなかったのです。でも、トランプが失脚して、戦争屋バイデン(ハリス)となった。だから、戦争が起きているにすぎないのです。
いたってわかりやすい。

このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
★★★★★

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/471233
くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
ブログ内検索

カレンダー
<<2022年03月>>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
カテゴリ
全て (1413)
日本の政治 (1324)
ザ・フナイ (15)
中東情勢 (4)
アジア・太平洋情勢 (2)
戦争の構造 (3)
世界の読み方 (15)
書評 (1)
勉強会・講演会のお知らせ (3)
本ブログの重要記事

注目です!

「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(21年2月3日)←New!
「やはりイギリスが言い始めた」(21年2月4日)←New!
「東京オリンピックは2022年に開催すべき」(20年12月31日)←New!

値千金のブログ記事:岡田晴恵特任教授、国のコロナ対応に激怒!番組出演中に声を震わす 「このままだと3月4月にピークがきます」 (20年2月25日)
○本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的? 」(20年4月16日)
○本ブログ「アメリカ政府が認定した当然のこと」(20年4月4日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月1日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月4日)
「ノーベル賞受賞者が新型コロナウイルスの早期回復(終息)を予測した理由:「我々は良くなっていく」(訳文)」(20年3月23日 ロサンゼルス・タイムズ)
最近の記事
05/19 23:51 上川発言の本質は何か?
04/28 21:40 注目選挙区の島根1区 そして亀井亜紀子さん当選 島根が変われば日本が変わる
04/23 22:15 注目選挙区の島根1区
04/23 15:24 衆院3補選の前哨戦としての地方首長選挙と小池氏
04/19 23:34 イランに対してイスラエルが攻撃
04/19 15:07 円安ドル高は実はドル暴落の結果にすぎない
04/14 23:49 中東大戦・第三次世界大戦の危険性が大きくなっていると考えます
04/13 21:22 金の暴騰が意味すること
04/11 12:40 韓国総選挙の結果の意味すること
04/04 10:23 『裏金問題』の本質は民主主義を破壊することであり、同時にアベ政治の弊害であること
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved