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New! 現在の中台問題の原因は日米側にある
[日本の政治]
2022年8月6日 21時35分の記事

中台問題において、緊張が高まっています。これは米の戦争屋ペロシが、訪台を強行したことに端を発していますが、以下のNHKの記事にもそのように書かれています。明らかに、火を付けたのは米、戦争屋ペロシということです。

・ 『中国 大規模な軍事演習続け台湾への圧力強める 米に対抗措置も』(2022年8月6日 NHK)

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現在の台湾とはいかなるものか? そのことを端的に示すのが、以下3つの産経などの記事です。これらの記事には、台湾総統の蔡英文さんが、2015年、総統選の前の10月6日に来日、7日に現防衛相で安倍晋三さんの実弟の岸信夫さんの付き添いで山口県内、8日は都内で当時の首相である安倍晋三さんと非公式会談をしたと報じれられています。この日程を観ても明らかなように、蔡英文さんとはまさに安倍晋三さんの系譜の方なのです。そして、蔡英文さんと安倍晋三さんの関係の目的は、以下の記事の一番目の産経の記事にあるように『日米台の関係強化』であるのです。これが蔡英文さんの本質的な意味です。

・ 『台湾民進党の蔡主席が山口来県へ 日米台さらなる関係強化に』(2015年9月29日 産経新聞)

・ 『安倍首相、台湾・次期総統最有力の蔡英文氏と非公式に接触か 政権交代見越し日台関係改善の兆し』(2015年10月9日 産経新聞)

・ 『台湾・蔡英文氏訪日と親中・親日をめぐる闘い』(2015年10月9日 遠藤誉)


したがって、戦争屋ペロシが訪台して、蔡英文さんとの会談を行なったことで、中台緊張のエスカレーションが生じましたが、実はこのペロシ訪台が今回なくとも、そのエスカレーションはいずれ起ることであったのです。もちろん、それは今回のペロシの動きが象徴するように、日米台が仕掛けてのことです。後掲する7月27日の産経の記事を観てもそれは明らかと考えます。
以下の朝日新聞の記事のように、中国がいずれ台湾侵攻をするということが、日本では散々言われてきました。以下の朝日新聞の記事にも、『中国が―、中国軍がー、習主席がー』と盛んに書かれているのですが、今回のペロシの動きで明らかなように、むしろ火を付けているのは米国であるのです。
朝日新聞も本当に落ちたものです。完全にネオコン路線を突っ走っていますが、この記事には防衛研究所の高橋杉雄氏が出ています。今や防衛研究所は戦争プロパガンダ組織になってしまっていて、極めて危険であると考えます。

・ 『「中国は6年以内に台湾侵攻の可能性」 米軍司令官証言の現実味』(2021年3月27日 朝日新聞GLOBE+)


戦争プロパガンダ組織とは、自らの企てている戦争行為を正当化して、世論誘導、国民を戦争に巻き込み、動員する組織ということです。
いずれにせよ、上述のようなことが、今回の戦争屋ペロシの訪台の動きで露わになってしまったと考えます。
そして、何よりもこのペロシの訪台は、以下の石破茂さんなどの訪台が先触れであったと考えます。

・ 『日本議員団、欧米に続き台湾入り 神経尖らす中国』(2022年7月27日 産経新聞)

この記事には以下のように書かれています。現状、このことがポイントになっているのは当たり前です。これが上述で、後掲するとした記事です。そして、このことのポイントになっていることが、これまでザ・フナイの連載などで申し上げてきたことに関わるのです。


親台派として知られる安倍晋三元首相が死去したことで日台関係のパイプが細くなると懸念される中、台湾との関係を引き続き重視する日本の姿勢をアピールする狙いがありそうだ。




残念ながら石破さんは時代の趨勢を見誤っていると考えます。今回の訪台は政治生命をかけるものになったと考えます。
この日本側の動きが、戦争屋ペロシの動きへと続いたと考えますが、だからこそ、以下の記事のように東アジアサミット(EAS)外相会議で、外相の林氏がスピーチを始めて中露外相が退席するのです。当たり前です。キシダ政権をはじめ日本政府は、日本が今、何をやっているのか本当には分かっていないと考えます。やり過ぎていることがわかっていないのです。だから、中露外相は日本をポイントにして林氏のスピーチで退席するのですし、中国ミサイルが日本のEEZ内に落下するのです。
ほとんど誰も言っていませんが、この中台問題の本質は日米、とくに日本側にあるのです。実はこのことが焦点なのです。そして、このことは上述したように私がザ・フナイの連載で何年もかけて説明をしてきたことなのです。

・ 『会議真っ最中の「異変」 中ロ外相が突然退席 そのとき林外相は…』(2022年8月5日 朝日新聞)

・ 『台湾海峡の緊張激化 中国ミサイル、日本EEZに初めて落下 国交正常化50年の友好ムード消える』(2022年8月5日 東京新聞)

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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