有田芳生さんのツイートの写真が意味すること | ||||
[日本の政治] | ||||
2022年9月15日 23時50分の記事 | ||||
以下の記事は、昨年の衆議院選挙公示直前に、下村博文氏が統一協会の関連団体から『推薦状』をもらったことを、自民党が行なった統一教会との関係についての調査で同氏が報告していなかったことを、報じています。 この問題を考えると意外な人物がキーマンになるのではないかと考えます。 ・ 『「ミニ集会で“推薦状”もらった」下村博文元政調会長が旧統一教会・関連団体から…自民調査には“報告せず”』(2022年9月14日 TBS)
この下村氏が推薦状をもらった集会については以下の有田芳生さんのツイートにその写真が載っています。 ・ 『▼2021年の総選挙。下村博文議員と統一教会。家庭教育基本条例。南北東京平和大使協議会。ここにいる統一教会信者。下村さんが手にする「推薦状」。』(2022年9月4日 有田芳生さんのツイート) この集会の詳細は以下のように週刊文春は書いています。
下村氏の講演会を行なったミニ集会を主催したのは、下村氏の元秘書で元都議の河野雄紀氏の後援会と文春は報じていますが、上記TBSの記事では、下村氏本人が『地元の元都議会議員の方が主催するミニ集会』と述べています。地元の元都議会議員とは河野雄紀氏のことですから、河野雄紀氏が主催したミニ集会で、下村氏は国政報告をしていたわけです。 この集会の主催は河野雄紀氏(の後援会)で、共催は「板橋石神井川クラブ」、後援は「西北東京平和大使協議会」で平和大使協議会とは統一教会の関連団体「UPF(天宙平和連合)」の付設機関ということです。そして、この『下村氏が国政報告をした集会』のあとに同じ場所で『統一教会の関連団体「国際勝共連合」幹部で教団の“政界工作担当”と言われる青津和代氏の講演会』が行なわれたわけです。 そして、河野雄紀氏(の後援会)は、『下村氏が国政報告会をした集会』と『統一教会の関連団体「国際勝共連合」幹部で教団の“政界工作担当”と言われる青津和代氏の講演会』をセットで進めたと考えるのが自然なのです。 上記の有田芳生さんのツイートの写真では2列目の向って左から2番目の人物が青津氏ですが、以下のページに青津氏の写真が載っています。特にこのページの2枚目の写真は、この『ミニ集会』のときに撮った下村氏と青津氏の写真と考えます。着ている服が2人とも同じです。 https://wikiwiki.jp/booskachan/ %E9%9D%92%E6%B4%A5%E5%92%8C%E4%BB%A3 この集会は昨年の衆議院選挙の公示日(10月19日)の直前の集会です。つまり、選挙を控えての下村氏に近い人々による一種の内部固めの集会と考えます。ですので、下村氏の元秘書の河野氏がいるわけです。上記の有田芳生さんのツイートの写真では、下村博文氏の向って右となりの人物が河野氏と考えます。河野氏のような立場の人物が、集票マシーンとして選挙時は動くのは、国政選挙では全国どこでも普通なのです。 また、この板橋区立グリーンホールは、下村博文氏の事務所から徒歩5、6分ほどのところにあるまさに下村氏の地元なのです。この場所柄からも、問題になっている集会が昨年の総選挙直前、下村陣営の内部固めのための集会であると考えるのが自然なのです。 そういう内部固めと考えられる集会に「板橋石神井川クラブ」、統一教会の関連団体「UPF(天宙平和連合)」の付設機関である「西北東京平和大使協議会」が参加し、併せて『統一教会の関連団体「国際勝共連合」幹部で教団の“政界工作担当”と言われる青津和代氏の講演会』が行なわれたと考えるのが自然であるわけです。 したがって、これらの団体と連絡をとって調整した窓口は河野雄紀氏(の後援会)ということになるわけです。そして河野雄紀氏は下村博文氏の票をまとめる役割を担っていると考えるのが自然であるわけです。このようなことが、この問題になっている『集会』について政界関係者なら普通は考えることなのです。 この問題になったミニ集会。その本質は、10日後に総選挙が迫った昨年10月9日に、下村博文氏の陣営の内部固めの集会と考えられる集会であって、その集会で統一教会の関係者が下村氏に『推薦状』を出したと考えるのが自然なのです。そして、その『推薦状』とは、当然、総選挙で統一教会、もしくはその関連団体が下村氏を『推薦』するものであると考えるのが自然であるのです。そして、このことに併せて『統一教会の関連団体「国際勝共連合」幹部で教団の“政界工作担当”と言われる青津和代氏の講演会』が行なわれたと考えるのが自然なのです。 このようなことは、下村博文氏の陣営の総選挙を控えた内部固めの集会では、当然、行なわれる儀式ということになると考えます。とても、選挙前の儀式としてよく練られているのではないでしょうか? しかし、そういう『集会』について以下のように下村博文氏は述べています。
写真にある『横断幕』について統一教会関係者(世界平和連合の人)がいきなり出したものと下村氏は主張しています。でも、統一教会関係者が来て、下村氏に推薦状を渡した集会で、横断幕に『歓迎 下村博文先生 国政報告会』とあるのなら、むしろこの横断幕がこの『ミニ集会』の性格をはっきりと示しているのではないかと考えます。その集会の主軸はどこにあるのか。 それは統一教会関係者で、だからこそこの集会の直後に『統一教会の関連団体「国際勝共連合」幹部で教団の“政界工作担当”と言われる青津和代氏の講演会』があると言うことであると考えます。そう考えた方が辻褄が合います。 下村氏が言う、下村氏が同氏の元秘書で元都議のミニ集会にいったら、いきなり統一教会関係者が『横断幕』を出して、『推薦状』を渡してきたなんてことは、あり得ないことと考えます。むしろ、この下村氏の発言は、単に河野氏が主催した講演会に統一教会関係者を呼んだのは、河野氏であるということを明確に立証するものなのです。下村氏の発言は『秘書が勝手にした』というロジックなのですが、そんなことはあり得ないと考えます。この下村氏の発言は、国民にウソをついた可能性がある、とても筋の悪い発言です。 何せ、上記週刊文春の記事には、下村氏と『統一教会の関連団体「国際勝共連合」幹部で教団の“政界工作担当”と言われる青津氏』がこのミニ集会の一ヶ月前ほどにあっていると書かれているのですから、この下村氏の発言には、国民に対するウソの可能性があると考えるのは必然なのです。 いずれにせよ、下村氏と河野氏は、しっかりと計画してこの集会をセッティングしていると考えます。それが選挙前の政界では普通ですが、その集会の主軸が統一教会と考えられるものになっているということなのです。私からは総選挙に向けての統一教会との団結式にしか見えません。 さて、その河野氏の略歴が以下の同氏のホームページに掲載されています。 ・ 『元都議会議員[自民党・板橋区]河野ゆうき氏ホームページ』 そこには『平成29年 参議院議員 有村治子事務所所長』とあります。『事務所所長』というのは、普通なら有村治子氏の秘書のトップと言うことを意味するでしょう。平成29年とは2017年です。 有村治子氏と統一教会との関係については、以下のようにリテラが報じています。
このように見えてくると有田芳生さんのツイートの写真には色々な意味があり、追及すべき様々なポイントが隠されているように思います。 因みに、統一教会と関係ある議員として私が一番最初に聞いたのは『山谷えり子氏』です。10年以上前のことで、聞いたときはとても驚きました。もちろん、聞いただけのことですが、このことは政界ではとても有名なことと考えています。 | ||||
このブログへのチップ 0pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
◆この記事へのコメント | |
コメントはありません。 | |
◆この記事へのトラックバック | |
トラックバックはありません。 トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/477372 |