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『米国の同盟相手は「北朝鮮」』By ハリス、アメリカの副大統領
[日本の政治]
2022年10月4日 23時26分の記事

以下の記事のように『米国の同盟相手は「北朝鮮」』と9月29日に韓国で高らかと述べたのは、米国副大統領のハリスです。この発言、やっと『真実』を暴露した発言かと色めき立つ部分もありますが、単なる言い間違いでしょう。ただ、この言い間違いは、この世において絶対にやってはならない言い間違えトップ10に入ることですから、ハリスという政治家としてのレベルの低さは否定できないでしょう。


・ 『米国の同盟相手は「北朝鮮」 ハリス副大統領、韓国で言い間違え』(2022年9月30日 AFP)

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連日の北朝鮮の弾道ミサイル発射は、これまで何度も指摘してきた本ブログページ右側に掲載してある映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(2018年)の類いのものです。この映画は実話に基づいていますが、簡単に内容を言えば、韓国の諜報機関と北朝鮮が繋がっていて、韓国保守派を選挙で勝たせるため、韓国の諜報機関が北朝鮮に軍事行動をお金を払って要求して、北朝鮮との融和を掲げるリベラルを落選させるように動くというものです。
それは、すなわち北朝鮮が、韓国における北朝鮮に敵対的な勢力を守るために動くと言うことです。ですから、以下の韓国・ハンギョレの社説が言うように、韓国大統領の尹氏は、北朝鮮によってミサイルが発射されて米国ばかりを叫ぶと批判されるわけです。
要するに北朝鮮のミサイル発射は、韓国保守派の米韓同盟強化と軍拡の主張に口実を与え、尹氏はその主張を北朝鮮のミサイルとともに声高に叫ぶと言うことです。さらに支持率が24%まで落ちている尹政権は、ミサイルを発射した北朝鮮を非難して政権への支持回復に繋げられるわけです。内政が危機の時に外敵に国民の眼を向けさせることで、政権の安泰をはかるという古今東西の常套手段を、韓国保守派のために北朝鮮が提供すると言うことなのです。

・ 『[社説]北朝鮮のミサイル発射にも「米国」ばかり叫ぶ尹大統領、現実的な対策は』(2022年10月4日 ハンギョレ)


そして、これは日本でも同じです。急激に支持率が落ちてしまったキシダ政権にとっては、北朝鮮を非難して外敵に国民の眼を向けさせることができます。言うまでもなく、キシダ政権の内政はガタガタ。
そして、キシダ政権の軍拡路線も、日米同盟堅持も、韓国と同じく北朝鮮のミサイル発射が正当化することになっています。
このように、北朝鮮の動きは日米韓を利するわけです。もちろん、それは意図的。『米国の同盟相手は「北朝鮮」』というハリスの言葉は、ハリス自身の意図とは関係なく、実はウソではなく、そういう世界を描いたのが映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(2018年)なのです。いまだに続く朝鮮戦争(冷戦)は日韓朝+米で作り上げているのです。そういうところに勝共連合があるのです。それが戦争の構造。
普通に考えて、キシダ政権が北朝鮮を脅威とするなら、キシダ政権が進める原発政策はすべて放棄すべきではないでしょうか?
またさらに普通に考えて、北朝鮮がそれほど脅威というなら、その北朝鮮と繋がる統一教会を日本に放置しておくのは明らかにおかしいのではないでしょうか? 北朝鮮のミサイルにJアラートをならす前に、即刻、解散させて、韓国に送り返すことを自民党政権はしなくてはならないのではないでしょうか?
矛盾点は実はいくらでもあります。そういうところをドンドンついていくべきです。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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