スリランカテロの導くもの | |
[犯罪] | |
2019年4月25日 13時5分の記事 | |
テロが253名もの貴い命を奪っていった。大規模で平穏なと思われる場所で、白人至上主義の4/15ニュ-ジ-ランド50名死亡イスラムモスク襲撃事件を想起させるものがある。間髪入れずの報復を匂わせる。 ニュ-ジ-ランド首相は利用目的は許さないとして犯人の名前までも剥奪したばかりであった。やはりこのテロは犯罪に過ぎない。波及を狙ったとしても犯罪以上のものではない。徹底的に価値剥奪され無価値なものとして刑罰に処せられなければならない。実行犯は報復を招き入れた犯人となり下がった。結局歪んだ差別排外主義の産物は歪んだ報復の連鎖を招くしかないことが分かっただろう。宗教は寛容。これとも相容ない。テロリズム・テロリストの望むものは場合によっては大国や権力の横暴・貧困差別への不満の表れとされることもあろう。一定の政治性=目的性を内包する場合である。 ロシア革命では反対勢力による白色テロがみられレ-ニンはそれに対抗する赤色テロ宣言をしたことで知られている。 いわゆる目的性のあるもの。 宗教対立や宗教戦争は排外主義排他主義という目的をもつかもしれない。しかし、我々の眉をひそめるものは、人々の不安悲しみ憎しみを生みだすこと社会不安のみを目的としたテロ。不幸を目的としたテロ。結果に責任を持たない、無責任なそれではないか。報復を呼び起こすことなど分かり切ったような危険なテロ、それを敢えて実行するのは無責任極まりないのではないか。 世界・国家・国民は全力を挙げてそれらを防遏し原因となる専制隷従抑圧偏狭貧困格差を取り除く努力を怠ってはならないのではないだろうか。
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