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支持率、支持率?
[日本の政治]
2017年6月21日 3時2分の記事

昨日の本ブログ「支持率、支持率?」(2017年6月20日)の続きです。

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安倍政権に代わる存在がいないと言うことがよくいわるのですが、半年間も立て続けに疑獄案件が国会で焦点となり、それらを払拭できない政権に代わる存在が、日本の政界にいないというのは、一体、どういうことなのかと率直に思います。他の政治家になるともっとひどいと言うことなのでしょうか? そろそろ政治家、特に与党の政治家は、このような意見に怒るべきでしょう。そうしなければ、非常に悪い政治家であると言うことを認めるということですが、現状、声を上げられないのが与党の政治家として貧弱なところで、それが今の政治の状態をつくり出しているものと考えます。
ただ、もちろん、そのような政治家はいると考えます。地味で目立ちませんが、そのような政治家はいるでしょう。むしろいてもらわなければ、あまりの政治の貧困ぶりに、国民は当然、困るわけです。ただ、そのような政治家を一般が評価できない、もしくは評価しないということはあると考えます。嘘でも良いから夢を見させてくれるところにしがみつくという民心の傾向があるものと考えます。
ただ、一方で、メディアなどでは政権など目立っているところの情報を取り上げますから、どうしても政権や目立つ政治家以外の政治家にスポットライトが当らないということが、この他に代わるものがいないということに結びついていると考えます。これは一種のメディアの性ですが、地味な存在ははやりメディアは取り上げません。しかし、その結果は、半年間も疑獄案件が続く政権ができあがるということと考えます。人材は野にいるかもしれませんが、ただはっきりと言えることは、その人材は政権の周りにはいないということです。そろそろメディアの姿勢も変えるべき時でしょう。

また、このような状態を招いているのは、野党第一党の民進党の現状にも大きな責任があるものと考えます。これは民進党が信頼に足る存在ではないと言うことですが、上述したようにことごとくおかしな判断をするわけです。そして、与党との対立・対抗軸を形成できていない、もしくは形成しないわけです。
普通に考えて、民進党がその存在感を発揮するには、今の3倍から5倍は声を大きくして、与党を批判しないと無理でしょう。与党に対して是々非々などというのは、国民新党のような小政党が言うことであって、野党第一党が言うことではありません。現状は、野党としての役割を果たしているのは、社民党や自由党、共産党しかないのですが、あまりにも小さいわけで、これが今の政治の状態をもたらしているわけです。
民進党が与党に対して今より3倍から5倍声を大きくして、与党との対立軸をつくることができなければ、何時になっても信頼される存在にはならないでしょう。上述したように自公民(+維新)と言われるだけであって、そこには党としての理念もスタンスもないと考えられるだけです。実は、このことは、旧民主党政権において批判されていたことと同じなのです。それと同じ理由で、野党として評価されていないのが、現在の民進党で、ただそれだけなのです。だから今の民進党が政権を仮に取ったとしても、また同じ失敗をするのは必然と考えます。そういうことが、実のところ多くの人々によって見抜かれているものと考えます。
本ブログ「崩壊の予感」(2017年2月15日)で書きましたが、現政権に対して2割ほどの強烈な“不支持”の岩盤があります。これが極めて大きな意味を持っていて、それが現状に繋がっています。このような状態が、旧民主党政権成立前なら、その不支持の岩盤のほとんどは旧民主党の支持率に加算されていたでしょう。そして、当然そうなれば、自民党の支持率をさらに押し下げていき、それがスパイラルになっていくわけです。これが旧民主党政権成立以前の実相です。
しかし、現在、そうならないのは、上述したように自公民と言われるような民進党の現状があるわけです。自公民と表現するのは揶揄でもなんでもなく、実相と考えますが、これが現在の腐敗臭のする政権と政治を許しているわけです。これは、現状の野党第一党が存在しているようで存在していない翼賛政治の結果なのですが、かつて日本の政界はまさに大政翼賛政治になり、日本は破滅に至りました。現状もまた程度の差はあれ、同じであると考えます。
今の政界でわが世の春を謳歌しているのは、実は自公民(維新)と考えますが、しかし、そのような時代はもはや長くは続かない
でしょう。当然、次の時代になったとき、その自公民は消える運命にあると考えます。既に維新の党勢はその方向で推移しているものと考えます。
次の時代へ向けて本当の動きをした人々だけが、次の時代で生き残ることができます。これはどんなことがあっても、間違いなくそうなります。それが歴史の必然と考えます。

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○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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