| キーワードは私物化 その３ | ||
| [日本の政治] | ||
| 2021年3月10日 23時52分の記事 | ||
本ブログでは、現在の政治・社会の問題点として『私物化』ということを指摘してきました。以下のものが最近の記述ですが、他にもかなりこの私物化と言うことキーワードとして指摘をしてきました。もちろんそうする理由は、端的にこの私物化ということが、現在の日本の極めて大きな問題点だからです。そして、この私物化とはいうまでもなく『腐敗』のことです。 「キーワードは私物化 その２」（２０２１年３月５日） 「キーワードは私物化」（２０２１年２月１５日） 「明らかな人材難 その理由は？ ?」（２０２１年２月１９日）
昨日の本ブログ「これが小池流なのか？」（２０２１年３月９日）でも、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言延長について小池都知事の千葉、神奈川、埼玉の三知事に対するデタラメ発言問題に、私物化ということを指摘し以下のように書きました。
私物化、公の喪失、そして腐敗と言うことです。 昨日もこのようなのお話しをしたら、以下のように全日本私立幼稚園連合会で、使途不明金が4億円超と報じられています。普通に私物化・腐敗と考えます。 「全日本私立幼稚園連合会 使途不明4億円超 “刑事告訴も視野”」（２０２１年３月１０日 ＮＨＫ） この記事を観て、そこに自民党内の権力闘争が背景にあると思う人はそれなりにいると思いますが、やはりその権力闘争も含めて、この問題の本質は、日本の社会に蔓延する私物化、公の喪失、そして腐敗と考えます。 また、以下の中日新聞の記事のように、愛知県選出の自民党衆院議員のスタッフが、こともあろうに持続化給付金の不正受給の勧誘をしていたと報じられています。 「【独自】持続化給付金、「自民」使い不正受給勧誘か 愛知の衆院議員スタッフ」（２０２１年３月９日 中日新聞） ここまで来るともはや目茶苦茶。私物化、公の喪失、そして腐敗のまさに典型。これは、自民党の長期政権の弊害、特にアベ・スガ氏による長すぎる政権の弊害が明らかに出ています。このようなことを是正するにはアベ・スガ政権の徹底した検証が必要であるのはいうまでもありません。そうしなければ、自民党そのものが、今後消滅の危機に直面すると考えます。ある意味、アベ・スガ政権の弊害は、自民党にとって末期的問題と考えます。 それにしても、愛知県というのはなんと言うところなのでしょうか？ この記事の事案を目にしたとき、わが目を疑うほどのことでした。また、つい最近、愛知県では愛知県知事リコール運動で大量の偽造署名が発覚したばかりです。この事件も驚くべきものです。何せ署名の８割が偽造なのですから、前代未聞ですが、これが右翼の本質・実態と考えます。これも私物化、公の喪失、そして腐敗の典型と考えます。国民を舐めている。 しかし、このようなことが起きているのに、一向に捜査をしている気配がありません。捜査はしているのかもしれませんが、何もその後、進展の報道がないのは、一体、どうなっているのでしょうか？ これだけの事案が起きて、さらに取り締まりの手が甘いのでは、自民党衆院議員のスタッフが持続化給付金の不正受給勧誘をする愛知の下劣さもわかります。 また、このリコール運動で、河村名古屋市長はあれだけの大口を叩いておいて、結局はほとんどが不正署名という事態になっても、自分には責任がないと言っているようにしか見えません。潔さがなく、まったくの無責任と考えます。民意によって選出された大村知事をリコールするという民意の判断に挑戦することをしておいて、その集めた署名についてまったく注意義務を怠たり、署名の８割が偽造という結果は、関わったからには、民主主義国の政治家としては失格と言われても仕方がありません。本当なら名古屋市長を即刻辞職すべき事態です。 であるのに、また出馬するというのであれば、これだけの民主主義の根幹を揺るがす事案に関係している政治家としてのまともな判断とは考えられません。これもまた私物化、公の喪失、そして腐敗の典型と考えます。河村氏は名古屋市長を長くやり過ぎていると考えます。それが、この私物化、公の喪失、そして腐敗の原因と考えます。 | ||
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