『統一教会』と断絶するなら安倍晋三さんの所謂『国葬』は中止すべき その1 | |
[日本の政治] | |
2022年8月31日 23時50分の記事 | |
キシダの特徴はとにかく国民を無視して『押し切ること』です。『丁寧な説明』や『国民の声を聞く』と言っていることはとても立派なのですが、政権発足から1年、これまでそれをやった試しがありません。それは、安倍晋三さんの所謂『国葬』強行や8月前半の内閣改造・役員人事にはっきりと現われています。
7月の参院選で自民党キシダ体制は勝利しましたが、この勝利において安倍晋三さんの射殺事件は大きな追い風にはなっていません。というより、昨年来、立民の党首選で泉が勝利し、泉・連合ヨシノ体制がスタートしたときから、今回の参院選の結果ははっきりしていたのです。 泉・連合ヨシノ体制では、野党共闘を完全否定しました。リベラル系の野党が束になって共闘しなければ、巨大な与党に勝てるはずがないのです。その巨大な与党では、ボランティアで寝食を忘れて働く信者が沢山いるのです。もちろん、これは公明党のことではありませんが、力の差が歴然なのに、共闘をしなければ勝てるはずはないのです。 そして、この共闘の瓦解は参院選の特徴である1人区では、絶望的な結果しかもたらしません。小選挙区である1人区では巨大与党に対して弱小野党は共闘しない限り勝てないのです。だから、泉・連合ヨシノ体制で野党共闘を否定した時点で、選挙区での結果は昨年暮れの時点ではっきりしていたのです。もちろん、泉・連合ヨシノ体制の『意志・目標』は自民党勝利。 ですので、先の参議院選挙ではその予想通りの結果が出たに過ぎません。プロならみなこのように観ています。自民党を勝たせるためだけに動いたのがこの泉・連合ヨシノ体制なのです。 ですので、当然、泉・連合ヨシノ体制は責任をとらなければなりません。でも、この二人とも権力にとても執着するようで、どちらも責任を認めません。ここまで強気になれるのは、この二人の背景に巨大与党がいるからだろうと考えますが、これでは、今後も立憲と野党は負け続けるでしょう。この二人は最低取り除くべきです。 先の参議院選挙での比例代表でも、以下の記事のように立憲はまったく票を伸ばしていません。泉が言った批判型ではなく『提案型』が功を奏したでしょうか? 無論、効果を上げるはずはないのです。 なぜなら、立民が野党だからです。野党は批判をせずに、いくら提案しても取り上げられることはない極めて少ないのです。だれも、注目しない。それは野党だからです。野党が提案しても、それはすぐには国政に反映されるものではないので、注目されないのは当たり前のことなのです。こんなことは永田町では常識だと思っていましたが、立民はそれをやってしまった。まったくのずぶの素人。 野党は与党をチェックして、批判して、批判して、批判して、与党が揺らいだときに初めて注目されるのです。なぜなら、そこで政権交代が見えるからです。その時に初めて『提案』が意味を持つのであって、こんなバカな泉のようなことをしていては、与党に塩を送るようなものなのです。ですから、このわけの分からない高校生の生徒会レベルの『提案型』が完全に失敗して、そのことが先の参院選で証明されたのです。 ・ 『都市部で進む「立憲離れ」 参院選比例区の得票率をみてみると』(2022年7月24日 朝日新聞) ですので、この泉は辞任しなければなりません。あの『顔』が立民代表である限り、立民は体制を一新させたとは国民には認知されません。むしろ、まだ変えていないのかと最初から相手にされない。それでは、立民は足枷を付けているのも同然です。当然、泉もその地位に一日長くとどまることによって、その分将来は暗くなります。まあ、もうすでに終わっていますが。 このように泉・連合ヨシノ体制ができあがった昨年から、7月の参院選の結果ははっきりと見えていたのです。 そういうところに安倍晋三さんの射殺事件が起きたわけですが、このことが参院選での自民勝利に結びついたわけではないのです。自民への多少の票の上乗せはあったかもしれませんが、私の感覚からすると、その上乗せは思ったほどではないと考えます。恐らく、そこには『アベ政治』に対する根強い不信と不満があるのだと考えます。それが現在のキシダ政権の支持・不支持の構造のベースにやはりなっていると考えます。 要するに、キシダに変ってからアベ・スガ政治からやっと離脱し始めたと多くの国民が錯覚し、それで少し安堵した国民はとても多かったと思います。何せ『丁寧な説明』や『国民の声を聞く』というのですから、皆だまされます。しかし、そんなことはなく、今やキシダに『アベ的なもの』を観たが故に、それが統一教会問題と相まって、支持の喪失に繋がっていると考えます。 「『統一教会』と断絶するなら安倍晋三さんの所謂『国葬』は中止すべき その2」(2022年9月1日)へ続く。 | |
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