| 『統一教会』と断絶するなら安倍晋三さんの所謂『国葬』は中止すべき その２ | ||||
| [日本の政治] | ||||
| 2022年9月1日 10時8分の記事 | ||||
昨日の本ブログ「『統一教会』と断絶するなら安倍晋三さんの所謂『国葬』は中止すべき その１」（２０２２年８月３１日）の続きです。
実際、昨年の自民党総裁選では、安倍晋三さんの支援無しにはキシダは勝利出来ませんでしたし、第二次安倍政権発足以降、同政権でキシダは長く外相をやっています。キシダは安倍晋三さんの正当な後継者なのです。このことは以下のFACTAの記事にはっきりと書かれています。 『「ありえねーよな」／「電撃改造」岸田の大誤算』（２０２２年９月号 FACTA） この記事の公開部分には『岸田は周りが思っているよりもずっと萩生田と気脈を通じている。人事は、まず彼の政調会長起用から始まった』とはっきりと書かれています。萩生田とはいうまでもなく安倍晋三さんの側近です。 さらにこの記事では、このこととともに安倍晋三さんがキシダで憲法改正を仕上げる意志であったことがはっきりと書かれているのです。これがキシダの本性なのです。 このことを前提に、１年前の総裁選のときに書かれていた以下の記事をもう一度読むとキシダと安倍晋三さんの意味が非常によくわかります。
こういうベースがあって、このベースを８月初旬の内閣改造・役員人事でキシダが変えるつもりがないと判断したので、本ブログ『キシダ氏の内閣改造・党役員人事についての評価 その１』（２０２２年８月１１日）で申し上げたように、「『変形安部内閣』、『無反省内閣』、『変らぬ”ウィズ・トウイツ”内閣』、『戦争内閣・人殺し内閣』」となるわけであって、むしろキシダは安倍晋三さんの路線継承をさらに一段とそのときに強めているのです。そのことの現れの一つが以下の原発再稼働なのです。 ・ 『原発運転期間、延長検討 政府、最長「60年」見直し』（２０２２年８月２４日 産経新聞） ・ 『岸田総理の暴走「原発政策」が始まった! 東京駅から120�劼靴�離れていない「首都圏の原発」まで再稼働へ…!』（２０２２年８月３０日 現代マネー） 安倍晋三さんの所謂『国葬』を発表した７月１４日、本ブログ『国葬はあまりにも問題がありすぎる』（２０２２年7月１４日）では、その開催はあまりにも問題が多すぎると即座に書きました。それは安倍晋三さん射殺事件の問題点・構図が、多くの情報がない時点でも分かっていたからです。 永田町から離れてみている私でもある程度わかるのに、情報を十分にもっている総理・自民党総裁レベルならその問題性ははっきりと認識していたのは当たり前です。もし、万が一わかっていなかったのなら、キシダは日本の総理になるべく人物ではありません。 私から観れば、そういう問題あるものを押し切って進めようと考えていたと考えますし、むしろ実相は問題があることがわかっていたから初期段階で国葬実施をぶち上げて、既定事実にして押し切ろうとしていたものと考えます。そして、いまだにその姿勢を貫いていると考えます。いうまでもなく、そこにキシダの国民無視の姿勢がはっきりとあるのです。キシダが早期の段階で所謂『国葬』実施を表明した意味は、このようなことと考えます。 実際、キシダ政権は韓国のカルト団体と最も近い政治家である安倍晋三さんの傀儡として成り立っていますから、キシダが安倍晋三さんの所謂『国葬』について問題性をそもそも見いだしていないということは当然あります。 内閣改造・役員人事にしても同じです。本当に統一教会と関係を切ると言うことなら、『萩生田』を政調会長にすることはしないはずです。この萩生田人事を８月９日に聞いたので本ブログ『今回の内閣改造・党役員人事を考える （２）』（２０２２年8月10日）で以下のように書いたのです。
実際、『韓国のカルト団体との関係もなくならない』となりましたよね。キシダの言っていた韓国のカルト団体との関係を点検して見直すというのは、関係を切るという意味ではなく、関係を点検して見直すというだけだったです。そうやって押し切ろうとしたのです。むしろ、関係を点検して見直して、さらに強化するという考えであったと考えます。 だから、萩生田を政調会長にし、さらにこの内閣改造・役員人事と同じ日に統一教会の記者会見が開かれ、『私たちは問題ない』と言い続けたと考えます。要するにこの内閣改造・役員人事と統一教会の記者会見は連動していて、統一教会は問題ないと言っているから、キシダ政権での繋がりも大きな問題ではないと言うロジックで押し切ろうと考えていたと考えます。この統一教会の記者会見を観て、私はキシダ政権と統一教会が極めて綿密・緊密に繋がっていると考えました。 しかし、そういう強引さによって、国民が反発、支持率が急落し、キシダが追い込まれたから８月３１日の記者会見で関係を断ち切ると言い始めたわけです。 ・ 『岸田首相会見 “旧統一教会との関係断つ 党の方針として徹底”』（２０２２年８月３１日 NHK） したがって、関係を断ち切るなら、まず政調会長の萩生田は当然、即時更迭でしょう。萩生田はあまりにも統一教会と近すぎると考えます。党の方針がこのように定まったとしても、萩生田が関係を断ち切るとは私は考えません。しかし、仮に断ち切ったとしても、それを見極めるにはそれなりの時間が必要で、そのために最低１年、２年は必要でしょう。ですので、現状では自民党政調会長から萩生田を外すのが当たり前であって、そうやってその関係を断ち切ったかの真偽を確かめるべきなのです。ですから、キシダの言葉が本当なら、即座に萩生田を政調会長から外すはずです。 そして、もう一つ、安倍晋三さんは、統一教会の票を政治家に差配するほど、もっとも統一教会に近い人物です。むしろ、岸信介さんから続く統一教会の頭目が安倍晋三さんの実相と考えますが、統一教会と絶縁するというのなら、統一教会ともっとも繋がっていた安倍晋三さんの所謂『国葬』をするというのは明らかな論理矛盾です。したがって、即刻、『国葬』は中止をすべきです。キシダが丁寧に説明すると言っていますが、何を説明するのかさっぱりわかりません。 むしろ、今やこの『国葬』の強行開催か、キシダの辞任かというレベルになっていると考えます。 韓国のカルト団体ともっとも近かった政治家・安倍晋三さんは憲政史上、もっとも長きにわたって総理・権力の座にいました。そして、統一教会の問題はまったく解消されず、多くの日本人、日本人の家族が被害にあい、被害はまったくなくなりませんでした。その悲惨な被害者家族の一員が山上容疑者で、今回の安倍晋三さんの射殺事件となったわけです。この問題は韓国のカルト団体と、そこにもっとも近かった政治家・安倍晋三さんとの問題なのです。私には失政の因果、悪政のなれの果てにしか見えません。 このような背景があり、その韓国のカルト団体ともっとも近かった政治家・安倍晋三さんの葬儀を国の儀式で行なうということはあり得ないことで、何の正当な理由もありません。むしろ、そのような韓国のカルト団体ともっとも近い政治家が、日本で最長期の政権となったことは明らかに日本にとってもっとも恥ずべきことの一つです。 さらに何よりも、『国葬開催』への反対意見が続出し、賛成を上回っているのにも関わらず、キシダがその民意を無視するという民主主義を破壊する行為は、何があっても許されるものではありません。 キシダが統一教会と断絶するというのなら、安倍晋三さんの『国葬』は中止するのが当たり前なのです。 皆さん、良く考えて下さい、キシダはもっとも統一教会と近い人物です。それはキシダの後援会長のことではなく、もっとも統一教会に近かった安倍晋三さんとの関係からそういうことになるのです。だから、上述のようにその安倍晋三さんがキシダ政権誕生の主要要因なのです。 それなら、統一教会と断絶するとキシダが言うのなら、安倍晋三さんの国葬は『中止』なのは当然です。しかし、それをキシダが強行するのは結局、キシダ政権誕生の主要要因が安倍晋三さんという事情をキシダはいまだに無視することはできないということであって、キシダ自身がいまだ統一教会との関係を断絶できないということになるのです。 以下の東京新聞の記事のように、キシダ政権下、安倍晋三さんの葬儀で自衛隊が私物化されています。この東京新聞の記事はとても良いものですが、このような問題は許されるものではないのです。キシダ政権下、安倍晋三さんの実弟の岸信夫防衛大臣のもとでこのような不祥事が生じた。この儀仗兵の問題だけで、本当は、キシダ政権総退陣なのです。あまりにも無責任すぎます。とにかく私物化と無責任がポイントです。 ・ 『元首相の家族葬に儀仗隊派遣、戦後は安倍氏だけ 実弟・岸防衛相が指示』（２０２２年８月２９日 東京新聞） | ||||
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