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| 『政治家の交渉術』( 2006年5月刊) 第29回 ―第２章２―?説明をはしょるな |
| 2011年1月13日 11時0分の記事 |
| 目次 第２章 「すべてを賭けるな」 ― 最後に笑う奴が最もよく笑う ２ 立場に執着するな 説明をはしょるな 国民の存在を忘れてしまうと、日本外務省と外交官は、独善的な行動に突っ走ってしまう。悪いことには、日本の外交官は、超エリートなるがゆえに、外務省が組み立てた「言い分」にこだわり、これのみに頼って、「交渉事」に専念する嫌いがある。 外務官僚は、「廊下トンビ」が嫌なだけである。にもかかわらず、あれこれと尾ひれをつけて、「常任理事国入り」の理由づけにお化粧をほどこしているので、国民には何をしたいのかが明瞭ではなく、甚だまどろっこしく感じられる。だが、世の中は、外務官僚が勝手に思い、期待するほど甘くはないのである。 そこで外務省が仕出かした「大失態」の原因を整理してみると、概ね、以下のようにまとめられるであろう。 |
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| [カテゴリ：◆『政治家の交渉術』2006年5月刊] |
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