2013年9月29日 11時58分 |
『「族」の研究〜政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像』1987年3月9日刊 あとがきにかえて―日本の「利権政治」を問う |
あとがきにかえて―日本の「利権政治」を問う 外国のマスコミ人などからよく質問されることのひとつに、 「日本の政治的な決定のプロセスはどのようになっているのか、さっぱりわからない。中曽根首相が個々の具体的な政策のすべてを決めているとはみえないけれども……。では一体、だれが、どのようにして決めているのか」 というのがある。大統領が強大な政策決定の権限を持っていたり、上下両院の議員による立法が常識になっている米国人などの目から見ると、日本の政治は実にわかりにくく映っているようである。 |
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2013年9月29日 0時39分 |
『「族」の研究〜政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像』1987年3月9日刊 第5章 政治資金獲得の知られざる方法 ― 保守政治の根幹を握る酒議員 |
第5章 政治資金獲得の知られざる方法 保守政治の根幹を握る酒議員 さて、ここで面白い文書の一節を紹介しよう。 国会酒販問題懇話会(鈴木善幸会長)の会員のひとりである自民党の原田昇左右・衆院議員が選挙区(静岡一区)の酒屋さんに宛てた文書だ。その要点は――。 |
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2013年9月28日 3時50分 |
『「族」の研究〜政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像』1987年3月9日刊 第5章 政治資金獲得の知られざる方法 ― 見直されるべき浄財としての政治献金 |
第5章 政治資金獲得の知られざる方法 見直されるべき浄財としての政治献金 自民党は、企業などによる政治献金に対する規制の緩和を目指し、政治資金規正法の改正に強い意欲を示している。資本金の規模の違いによって、献金額に段階的な上限枠をかぶせている同法が、現在の経済状況のなかでかなり窮屈なものに感じられてきているからだ。これに対して、野党各党は「規正法を緩めると再び金権政治をはびこらせるもとになってしまう」と反発と警戒の色を見せている。 |
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2013年9月27日 3時44分 |
『「族」の研究〜政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像』1987年3月9日刊 第5章 政治資金獲得の知られざる方法 ― 各種パーティで稼ぐアノ手コノ手 |
第5章 政治資金獲得の知られざる方法 各種パーティで稼ぐアノ手コノ手 自民党政権の台所と組織の両面を支えてきた国民政治協会は、目下ひとつの難問を突きつけられている。同党各派閥や各議員が入れかわり立ちかわり開くパーティーが、献金主である企業や個人のフトコロを苦しめ始めているからだ。 |
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2013年9月26日 2時35分 |
『「族」の研究〜政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像』1987年3月9日刊 第5章 政治資金獲得の知られざる方法 ― 政治資金規正法は何をもたらしたか |
第5章 政治資金獲得の知られざる方法 政治資金規正法は何をもたらしたか 当時、「金権政治」に対する国民からの攻撃の矢が飛び込む状況下で、財界は経済四団体や関西財界、旧財閥系グループの代表に有識者を含めた「議会政治近代化委員会」(委員長、今里廣記・日本精工会長)を発足させた。四十九年八月のことだった。献金の仕方、政治と経済の関わり合いなどいろいろ意見が出た。 |
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