2020年9月30日 11時10分 |
◆『ナスダック・ジャパン』(1999年10月15日刊)―8章 ニューエコノミー構想 3 孫正義の使命と役割 ―おわりに |
おわりに 通産省は一九九九年八月末、創造性豊かな「天才級」のプログラマー個人に対して「資金」を手当てする方策をついに固めた。五年間で一〇〇人に、ソフトの研究開発費として一人当たり最高一億円を補助しようという「大盤振舞」である。二〇〇〇年度政府予算のうち、通産省関係予算として二〇億円余をこのために概算要求する。通産省が自ら優秀な技術者が組織のなかに埋没して世に出にくい状況を打ち破り、「第二のビル・ゲイツよ、登場せよ」という熱の入れようである。通産省は、これまでも民間のコンピュータ・ソフト開発を支援してきているものの、企業や研究所などの組織への資金補助しか行なってこなかった。 |
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2020年9月30日 11時7分 |
◆『ナスダック・ジャパン』(1999年10月15日刊)―〔参考文献〕 |
〔参考文献〕 『証券ビッグバン』(著者一淵田康之、日本経済新聞社刊、一九九七年四月) 『店頭特則市場とベンチャー企業』(著者:平田公一・田村義則、経済法令研究会刊、一九九五年十二月八日) 『証券経営のフロンティア』(編著:資本市場研究会、清文社刊、一九九九年八月) 『図説 アメリカの証券市場 一九九八年版』(日本証券経済研究所刊、平成十年三月) 『変動する世界の金融・資本市場』(監修:大場智満・増永嶺、編著:国際金融情報センター、金融財政事情研究会刊、平成十一年二月) 『資本市場クォータリー・一九九九夏号』(NRI野村総合研究所資本市場研究部、野村総合研究所資本市場部刊、一九九九年八月) 『THE MARKET OF MARKETS』 (NASD刊、一九九八年) 『証券市場の総合的改革〜豊かで多様な21世紀の実現のために〜』(証券取引審議会、平成九年六月) 『金融システム改革法案について』(大蔵省、大蔵省刊、平成十年五月) 『ベンチャー関連機関施策一覧(詳細版)』 (通商産業省ベンチャー企業支援機関連絡会議、平成十年十二月) |
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2020年9月29日 9時56分 |
◆『ナスダック・ジャパン』(1999年10月15日刊)―8章 ニューエコノミー構想 3 孫正義の使命と役割 ◎貫けるか「道徳経済合一主義」 |
◎貫けるか「道徳経済合一主義」 日本経済新聞の野村裕知・編集委員が、一九九九年六月二十日付朝刊の「経営の視点」欄で、「浸透するか『私利』の追求――渋沢翁と孫正義氏の距離」と題して、次のように論評している。 |
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2020年9月28日 9時24分 |
◆『ナスダック・ジャパン』(1999年10月15日刊)―8章 ニューエコノミー構想 3 孫正義の使命と役割 ◎私利私欲を嫌った渋沢栄一 |
◎私利私欲を嫌った渋沢栄一 渋沢栄一がどのような人物であったかを知るため、略歴をザッと振り返ってみよう。孫正義が目指している理想的な経営者像が浮かび上がり、彼の将来像が見えてくるかも知れない。 |
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2020年9月27日 11時5分 |
◆『ナスダック・ジャパン』(1999年10月15日刊)―8章 ニューエコノミー構想 3 孫正義の使命と役割 ◎理想の経営者は渋沢栄一 |
3 孫正義の使命と役割 ◎理想の経営者は渋沢栄一 ところで、孫正義は、情報・金融革命の担い手になりつつ、いったい新しい産業社会でどのような経営者を理想像として思い描き、その使命と役割を果たそうとしているのであろうか。 |
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