定期購読(有料)に設定された記事です。
1度申し込むと、申し込んだ日から1ヶ月間は購読ができます。
1度申し込むと、申し込んだ日から1ヶ月間は購読ができます。
はじめに 新興・新進宗教に走る若者たちの心理と行動 |
2018年5月31日 0時0分の記事 |
はじめに 新興・新進宗教に走る若者たちの心理と行動 オウム真理教団によるサリンなどをめぐる一連の事件がキッカケになり、若者たちの多くが、既存の宗教団体ではなく新しい装いをした新進宗教に入信している事実が、浮かび上がってきた。新進宗教に心を引かれているのである。そうした状況のなかで、オウム真理教団のサリン事件が起きた。 しかし、この事件は、普通の若者たちとは無関係なところで起きたのではない。オウム真理教団の信者である若者たちは、特別に異質な人たちではない。普通の若者だちとの間には、ほとんど距離はないのである。そこに今回の事件の恐ろしさがある。 見方を変えると、もしかしたら、普通の生活を送っていると信じられている私たちが住んでいる社会そのもののなかに問題があるのではないかとさえ感ずる。それがために、若者たちをオウム真理教団に追いやってしまった可能性がある。 この一連の事件は、私たちに、宗教というものを考えさせる大きなキッカケを与えた。なぜ、若者たちは、新進宗教に走るのか。オウム真理教団の信者たちに昭和三十年代生まれの三十歳代のいわゆる「サーティーズ」と呼ばれる若者たちが多数含まれていたけれど、「サーティーズ」という世代の特性と何か関係があるのか。それ以上に、「サーティーズ」とは、いかなる世代なのか。これらの若者たちの心の風景は、どのような情景なのか。反面、私たちの社会に、一体、どんな問題がひそんでいるというのか。疑問や興味が津々とわき上がってくる。 |
[1000ptでこのブログを定期購読する(確認画面へ)] |
[カテゴリ:◆『オウム事件と宗教政治戦争』(1995年12月15日刊)] |
このブログへのチップ 0pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] |
このブログの評価 評価はまだありません。 [このブログの評価を見る] |
| |