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日本にいてもそのくらいのことはわかる
[日本の政治]
2016年3月17日 8時22分の記事

昨日の本ブログ「米国大統領選について考える--日本に突きつけられているもの」(2016年3月16日)で、昨晩のテレビ朝日『報道ステーション』における米国大統領選挙についての報道について触れました。そこでは、東京財団の渡部恒雄氏が、共和党にはトランプ氏を外すためのダークホースがいるという解説がなされていたのですが、そのことに違和感をもったと申し上げました。

「指名阻止なら『暴動』 - トランプ氏が主流派けん制 」(2016年3月17日 共同通信)

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自由貿易の価値をことさらに強調する渡部氏の姿勢や言動が、何か米国の共和党の代弁をしているようで、そのコメントにとても違和感を感じたのです。
渡部氏の解説では、米国の下院議長がダークホースの有力者とのことでしたが、そのようなトランプ降ろしが生じれば、それは米国共和党の崩壊の時と私は本ブログで述べました。
実際、上記のようにトランプ氏がそのようなトランプ降ろしがあれば「暴動」になると述べています。それはそうでしょう。共和党員の半数が支持している候補者を、無理矢理落とせば、暴動なり、共和党の分裂が生じるのは自明です。
このようなことは日本にいてもわかる話です。選挙における支持の構造を考えればこのようなことはすぐに結論がでる話です。しかし、昨晩の渡部氏の解説には完全にこのことが欠落していました。むしろダークホースにスポットライトが当てられていて、得意満面の解説という感じでしたが、このようなことを考えずに出されたコメントは、単に言っていただけの非常にレベルが低いものと考えます。それか、共和党主流派の代弁なのでしょうか。

これまでとは違った日米関係を考える時期
昨日も申し上げましたが、米国に「もしもの異常事態」ということはあります。そういうことも含めて、これまでとは違った日米関係と言うことを柔軟に、また広い視野で考える時期に来ているものと考えます。
私は米国が本質的に好きですし、多くの友人もいますが、日本の親米派はどうも盲目的でいけないなと思います。そこには、明らかにリアリティがないものと考えます。それでは次の時代の新しい、そして生産的な日米関係を築いて行くことが到底できないものと考えます。これは間違いのないことでしょう。
また、報道ステーションは好きですし、古館さんはこの最後の一ヶ月にとても気合いが入っていて、コメントも冴えていますし、心打たれることが多くあります。しかし、昨日の米国大統領選挙の報道は非常に問題があったと思います。これはショーン・マクアードル川上氏を同番組に出してきたことより遙かに問題があったと思います。
米国大統領選や米国についてもっとリアリティーがある報道を望みたいところです。

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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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