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この時代状況において私たちが中心に考えるべきこと その2 『長崎原爆の日』式典とグッドコップ・バッドコップ
[日本の政治]
2024年8月11日 11時48分の記事

繰り返しになりますが、8月8日の本ブログ『南海トラフ地震臨時情報を発表 』(2024年8月8日)では以下のように書きました。

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実はオンライン勉強会では、昨年前半くらいから東南海・南海については注意を呼びかけてきました。
正確に言うと、日本のどこでも地震に注意すべきで、特に東南海・南海は大変だと考えると述べてきました。




8月8日に日向灘を震源として九州地方で大きな地震があり、その後、南海トラフ地震臨時情報が発表され、8月9日には関東地方で大きな地震が発生、さらに8月10日は北海道沖でかなり大きな地震が起きています。そして、この北海道沖の地震は震源が480キロととても深い深発地震になっています。

・ 『オホーツク海南部でM6.8の深発地震 北海道〜東北で震度3 津波の心配なし 』(2024年8月10日 ウェザーニュース)


そして、現在のポイントは『時代状況』と書いてきましたが、その時代状況においてのポイントを以下のように書きました。


それでは、その時代状況において、私たちは何を中心に考えるべきか? それは『命を大切にすること』です。そのことにつきるのです。新しい時代とは人間主義、人間原理の時代なのです。
私たちは今、その新しい時代へ行けるかどうかの分岐点にいます。その新しい時代へ行くためには『命を大切にすること』がポイントになるのです。なぜなら、その新しい時代は『命を大切にすること』が中心だからです。




長崎市が、8月9日の『長崎原爆の日』式典にイスラエルを招待しなかったことに、私は心からの支持を表明します。これまで本ブログで何度も申し上げてきましたが、パレスチナとイスラエルの格差、軍事力の差は歴然としています。
2018年に現地に行って、はっきりとわかったことは、パレスチナ・イスラエル両者の力の差は、イスラエルが圧倒していることです。その力の差を数値で表すのなら50対1、100対1です。もしかしたら1000対1かもしれません。
1000対1の方が感覚的にはぴったりです。パレスチナはほとんど非武装の市民、イスラエルは世界有数の兵器を持ち、圧倒的な軍事力を保持しています。本当に大人と赤ん坊程の差なのです。
イスラエル空軍はあっても、パレスチナ空軍はないのです。そういうパレスチナに対するイスラエルの軍事行動は、ほとんど非武装の市民に対する軍事力の行使であり、それは『虐殺』なのです。これはホロコーストと同じ明らかな戦争犯罪ですし、第二次世界大戦後の世界において、最大・最悪の虐殺行為の一つです。
それだけの力の差がありますから、パレスチナは、イスラエルが強行して入植を進める地域でパレスチナ人が虐殺されても、抗議しかできない。反撃しようとしてもゲリラ的な行動しかできないのです。
昨年10月7日にパレスチナがイスラエルに対してゲリラ的な攻撃行動にでましたが、その前に大変な数のパレスチナに対するイスラエルの『虐殺行為』があったことを、本ブログ『パレスチナ・イスラエル情勢についていかに考えるか 』(2023年10月12日)などで指摘しました。

そもそも、パレスチナに対して攻撃していたのはイスラエルの方なのです。このことは絶対に忘れてはなりません。

そういうパレスチナのイスラエルに対する数多の『虐殺行為』があっての昨年10月7日のパレスチナ側の攻撃なのです。それまでは、パレスチナはほとんど抗議しかできなかったのです。
そういう今世紀最悪の『虐殺行為』をするイスラエルを、長崎市が反戦と平和への願いを込めた『長崎原爆の日』の式典に招かなかったことは当然のことでしょう。この式典を反戦・平和という意思のもとに行なっているのなら、その判断は首尾一貫した立派なことです。
この式典にロシア、ベラルーシも招待していませんし、そのロシア・ベラルーシに対する評価は私とは違うものですが、それでも長崎市が反戦・平和ということで、今回のようにイスラエルを招かなかったことは、首尾一貫した立派な意志の表明であり、態度であると私は心から評価します。
もし、式典にロシア、ベラルーシを招待せず、一方でパレスチナ人に対してあれだけの『虐殺』を行なっているイスラエルを招待していたら、この反戦・平和の『長崎原爆の日』の式典は確実に完全に死んでいたことでしょう。そんなおぞましい『政治的な判断』は許されることは絶対にないでしょう。長崎への原爆投下でなくなった人々への冒涜でしかない。

・ 『「長崎原爆の日」式典 「イスラエルは招待されるべき」米国務省報道官 』(2024年8月9日 TBS)

・ 『「二度と来なくていい」「原爆投下への無反省」長崎平和式典 米・英はじめ相次ぐ出席拒否…“イスラエルへの配慮”に殺到する怒り 』(2024年8月8日 FLASH)


パレスチナ・イスラエル情勢、ロシア・ウクライナ情勢、そして現在の中東でのイラン・レバノンなどとイスラエルのエスカレーションの本当の首謀者である英米が、長崎市がイスラエルを『長崎原爆の日』の式典に招かなかったことで、不参加を表明したことは、むしろ、反戦・平和の式典においては大変に良かったことではないかと考えます。
パレスチナ・イスラエル情勢で、その首謀者は戦争屋バイデン(ハリス)・英米とこれまで何度も指摘してきました。そして、今回、反戦・平和の『長崎原爆の日』の式典に招かれるにはあまりにも不適格なイスラエルが、招かれなかったことに、米国は抗議して不参加を表明しました。
この米国の行動、とてもわかりやすいですよね。私はこれまで、パレスチナ・イスラエル情勢でどんなに戦争屋バイデン・ハリスがイスラエルを『批判』しても、本心ではそんなつもりではないと、何度も指摘してきました。そして、このことが、今回の『長崎原爆の日』の式典に対する戦争屋バイデン・ハリスの米国の態度で、極めてはっきりとしました。このようなことがわからないのは、単なるバカにすぎない。本当にバカに過ぎない。
戦争屋バイデン・ハリスがイスラエルを後押しして、利益と意思を共有しているのが、本当の姿なのです。これをグッドコップ(戦争屋バイデン・ハリス)・バッドコップ(イスラエル)と言っているのです。このグッドコップ(戦争屋バイデン・ハリス)・バッドコップ(イスラエル)については本ブログ『グッドコップ・バッドコップ 戦争屋バイデン(ハリス)とネタニヤフ 』(2024年6月2日)などで指摘してきましたが、以下の毎日新聞ではイスラエルと米国の特別な関係を指摘しています。
そして、パレスチナ・イスラエル情勢や中東情勢が、ロシア・ウクライナ情勢に直結して動いてきたのが実相で、その首謀者が戦争屋バイデン・ハリス・英米であることも指摘してきました。
LGBTQがどうのこうの、ジェンダーがどうのこうの、移民がどうのこうの、環境がどうのこうのといっても、結局は戦争屋。そして、言うまでもなく戦争屋は『命』を大切には絶対にしません。それがバイデン・ハリスの正体。戦争屋こそ人類の最大の敵、最悪の存在なのです。LGBTQやジェンダー、移民や環境などが、戦争屋の隠れ蓑になっているのです。命を大切にし、平和と人々の安寧を求め、実現し、弱者の社会的包摂をしなくてはなりません。地球の生命環境も守らなければなりません。しかし、LGBTQやジェンダー、移民や環境などが、戦争屋の隠れ蓑になっていることに気がつかないのなら、それは戦争屋と同罪、戦争屋の擁護者、単なるバカ、話にならないのです。

・ 『長崎・平和祈念式典巡り波紋 背景に米とイスラエルの「特別な関係」 』(2024年8月8日 毎日新聞)

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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