民主党政権時代に戻ることはない | |
[日本の政治] | |
2016年7月4日 23時25分の記事 | |
普通に考えて4年前の民主党政権時代に戻ることはまずあり得ないでしょう。政権を担うという準備ができていなかった旧民主党が政権をとって、何かをなしたと言えば、結局、何もなせず、混乱のうちに終わったというのが正直なところでしょう。
経済政策にしても基本的に、その前の自民党政権の経済・財政政策を踏襲しているに過ぎません。そして、菅政権、野田政権は現在の自民党政権に繋がる系譜になっているものと考えます。その代表例が消費税の増税政策でしょう。実際、民自公の段連立でなされました。これまで消費増税の延期が何度もなされていますが、結局のところ、その廃止を現政権はできていません。それは、やはり野田政権から続いてきた系譜ということです。 旧民主党が政権をとったのは、やはり何らかの時代的要請があったからですが、今やそんな時代的要請は全くないでしょう。 ただし、将来を展望すれば、自民党が安泰かと言えば、全くそうではないでしょう。第二次安倍政権が始まった約4年前から、様々な大きな問題をつくり出しています。GPIF、TPP、経済政策、労働政策、安全保障政策などですが、それらのことは本ブログでこれまで指摘してきました。これらの矛盾や問題は将来、自民党にとって確実に極めて大きな火種になります。既に自民党はルビコン川を渡ったと考えます。もう引き返すことができないところに来ており、そして、最終的なクラッシュにまっしぐらに向かっているものと考えます。もちろん、その危機意識は自民党内には皆無に考えます。 とは言え、一方、現在の民進党が今のままであるなら、その自民党のクラッシュの前になくなっているでしょう。そのことへの民進党の危機感は自民党よりさらにないものと考えます。 4年前とは時代は大きく変わっているわけで、その時代にマッチした政治、政権が求められていることは明らかです。その方向性についてもこれまで何度も申し上げてきました。そのような時代において、4年前の民主党政権時代に戻って良いのですかと国民に語りかける安倍政権も、明らかに4年前のパラダイムで考えているわけです。これは、安倍政権が、現状の時代に既にマッチしていないことを如実に示していることです。安倍政権も含めて既に古い時代の遺物になっていると考えます。だからこそ、自民党の将来的なクラッシュは確実に起こるものと考えます。 | |
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