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安倍外交を徹底的に検証すべき
[日本の政治]
2016年11月24日 20時32分の記事

約4年前、『地球儀を俯瞰する外交』とうたって第二次安倍政権は発足し、その後、史上類を見ないほどの外遊と莫大なODAなどの資金拠出を行ってきた安倍外交ですが、今や成果を上げるどころか、日本を孤立化に招き、完全に窮地に陥っています。地球儀を見て外交をしているレベルですから当然の結果ですが、しかし、国民の利益に関わることですから、今、徹底的に安倍外交、『地球儀を俯瞰する外交』を検証すべき時に来ているのは火を見るより明らかなことです。

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この4年間、TPPをこれからの日本の外交の中心として進めてきた安倍政権の外交は既に完全に失敗しています。むしろ、この稚拙な外交のために日本は既に孤立化の状況におかれ、もうすでに安倍政権において日本の外交を先に進めることはできません。
この4年間、安倍政権の外交はすごいと持ち上げてきたマスメディアの論調も、この現在の惨憺たる状況を見れば、いかにその論の本質が空虚で、提灯記事そのものであったかがよくわかります。現状も安倍外交はすごいという論調がありますが、明らかにこれまでと同じ類いで内実の乏しいものです。安倍外交には過去もなく、また未来もないのです。ただあるのはこの外交のツケを国民が払うか払わないかというポイントしかありません。
安倍外交(『地球儀を俯瞰する外交』)での外遊の回数は異常に多く、過去最高を記録しています。まさに政府専用機を乗り回した感がありますが、しかし、ほとんどその成果はありません。
また、ODAなど安倍外交(『地球儀を俯瞰する外交』)に伴う日本からのお金の投下も非常に多く、莫大な額にのぼっています。そして、外交的には全くといって良いほど成果をあげていません。昨日(23日)、TBSで池上彰さんの番組が放映され、中国がアフリカでお金を投下し、成果を上げていると報道されていました。しかし、安倍外交においてアフリカには既に数兆円規模の莫大な資金が投下されています。それを無視してのこの報道ですが、明らかに安倍外交の成果がないことをこの番組は逆証明しています。この番組は問題がかなりありますので後日また書きます。
このように安倍外交(『地球儀を俯瞰する外交』)といって、頻繁に外遊し、資金を投下して成果が上がらないのは、単なる能力不足なのかということはまず検証されるべきことです。その他に、投下された資金がそもそも適正であったのか、そして適正に運用されているのか、日本企業の動向を含め徹底的に検証されるべきであるのは言うまでもないことです。現状のようにこれだけ日本を窮地に陥れている安倍外交(『地球儀を俯瞰する外交』)ですから、徹底的に検証がなされて当然です。
一般的にODAというのは、資金の流れに不正が非常に起こりやすいものです。それは捜査権が及びにくいからですが、一般的にODAを行ってそのバックマージンをマネーロンダリングしたり、タックスヘイブンに逃避させたりすることは良くあります。そのような不正がなかったのか、良く検証されるべきです。実際、莫大な拠出にもかかわらず何も成果を上げていないのは、もしかしたら資金の不正があったことが原因の可能性があります。成果が上がらないのは中国が原因とはいうのは、かなり偏った見方と考えます。現状のように日本が孤立化している状況が中国が原因というのと同じで、本質的な考察ではないことは非常に明白です。問題は日本にあるのです。

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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