北朝鮮関連? | |
[日本の政治] | |
2017年12月28日 0時1分の記事 | |
昨日の本ブログ「北朝鮮関連?」(2017年12月27日)の続きです。
一時話題となった三菱重工のMRJは中々飛びません。飛べないのかもしれませんが、以下のようにキャンセルまで言われるようになり、同社の苦境は方々で言われるようになっています。 「MRJ初のキャンセル濃厚、三菱重工社長認める」(2017年12月15日 日本経済新聞) 日本は技術の蓄積もあり、資金もあり、産業の裾野が広い国です。その日本のトップ軍需企業がジェット中型機開発に大変な苦労をしているわけです。このことと対比して、上記北朝鮮のロケット開発のことを考えると、北朝鮮のロケット開発には大変な天才がいることになります。この短期間にどんどん性能が向上しています。日本にとってのどから手が出るほどほしい逸材という印象です。 これは、ボロボロの漁船のエンジンが停止して漂流して乗組員が死亡するような状況でもロケットエンジンは開発できると言うことですが、普通に考えて北朝鮮独力では無理でしょう。8月にこの件に関連して北朝鮮ミサイル開発にウクライナが関与していると以下のように報じられています。ウクライナはこのことを否定しています。 「North Korea’s Missile Success Is Linked to Ukrainian Plant, Investigators Say」(2017年8月14日 The New York Times) ただ、ニューヨークタイムズもデマを流しているとは考えられません。ウクライナは日米ともに肩入れしている国です。何があってもおかしくはないでしょう。 実際、1980年代にはイラン・コントラ事件というものがありました。これは当時のレーガン政権がイランに対する武器売却代金をニカラグアの反共ゲリラ・コントラへの援助に流用していたことが発覚したものです。当時のイランは既に革命が生じていて米国にとっては敵国ですし、1984年、レーガン政権のシュルツ国務長官はイランは国際テロリストのスポンサーと非難して同国への援助を禁止するように各国に求めてまでいます。それでもこの事件は起きたわけです。米国の動きについては、敵国と表面的に非難している国に対してイラン・コントラ事件のようなことも想定することは当然の思考的営みであると考えます。 日本相撲協会にまつわる暴行事件と内部抗争の情報を、緊迫化する世界情勢などの情報より優先して延々と1ヶ月以上も垂れ流し、何の展望も提示できない日本のマスコミからの情報を信じていては本質は見えないだろうと心から考えます。ただ、この劣化したマスコミ情報は今や日本人の命に関わるものになっているのは間違いないことと考えます。 最後に北朝鮮に関して常識的に考えてみます。韓国は別としても、北朝鮮が周辺国に侵攻して勝利を上げるということはありません。日中露いずれの国に対してもそれは不可能です。攻撃はできても地上軍の投入は不可能です。もちろん米国へは論外です。同時に米国を含めてミサイル攻撃をしても北朝鮮は戦争で勝利を収めることは確実にありません。この二つのフェーズにおいて確実なのは、北朝鮮の勝利ではなく、北朝鮮の消滅です。これはまず確定的なものと考えます。北朝鮮の経済力、軍事力、人口など様々なことを考えて言えることと考えます。 またこのことは北朝鮮のテロについても言えます。北朝鮮が韓国以外の国においてテロ活動をしても基本的にその意図ははっきりしません。本ブログ「安全宣言」(2017年12月25日)で書いたように安倍首相は韓国渡航に関して安全宣言を出しています。北朝鮮がテロを何のためにするのか、普通なら何もしない方が得策なのは明らかです。そして、それでも行動を起こすというのは独裁者が血迷ったからではなく、作られた戦争だからと考えるのが、正しいことでしょう。 国際社会において独裁国家というのは、マネーヘイブン、タックスヘイブンとして見なくてはなりません。それはこれまでの独裁国家が大抵そうであったからです。このことはもう一つのことを示唆します。それは、独裁国家とは国際社会においてで工作の装置になる可能性があるということです。つまり、このポイントは独裁国家が誰のお金を隠し、誰の資産を保障しているかということに関わります。どうして北朝鮮とスイスの筋があるのか? 単に国交があるだけと考えるのはあまりにも短絡的でお人好しと考えます。 | |
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