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今回の内閣改造・党役員人事を考える (1)
[日本の政治]
2022年8月9日 23時50分の記事

8月9日、以下の記事のように、首相のキシダ氏は今回の内閣改造・党役員人事に踏み切る理由として『新型コロナウイルスや物価高、台湾情勢などが喫緊の課題だと指摘し「政治、行政の空白はいっさい許されない」と語った』とあります。『政治、行政の空白』。本ブログ『災害で自主的に動く日本国民、まったく動かない韓国のカルト団体と関係するキシダ自民党政権』(2022年8月7日)などで、キシダ政権・日本政府が現在も続く東北・北陸地方を中心とする豪雨災害に対してまったく何もしていないことや、新型コロナウィルスについて感染拡大防止を何もしておらず、犠牲者を出し続けていることを指摘してきました。まさに、キシダ政権というのはいるだけで、実質『政治、行政の空白』であったのです。であるのに、自分に都合が悪いことは棚に上げて、このように開き直って言うのですから、一般的に考えられているよりはるかにこのキシダ自民党政権は『タチが悪い』と考えます。国民がしっかりと、国民のために働く政治、行政を求めないと、キシダ自民党政権は今回の人事を行なっても、これからも本当に何もしないでしょう。むしろ、棄民すら行なう可能性がかなりありますので、そのことはあらかじめ申し上げて起きます。
キシダ氏の内閣改造・党役員人事は明日で、全容はまだはっきりはしませんが、このことを今回は少し考えてみましょう。

・ 『閣僚と自民役員、旧統一教会と関係見直し前提 岸田首相』(2022年8月9日 日本経済新聞)

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8月9日のテレビ朝日『スーパーJチャンネル』で午後5時頃、ジャーナリストの後藤謙次さんが、今回の人事のキーワードとして『挙党体制』ということを述べていました。
それはそうでしょう。ですので、今回の人事において、安倍派外しもほとんどないでしょうし、安倍派潰しもほとんどなと考えます。そもそも、キシダ氏と安倍派などとの亀裂もないのです。ですので、韓国のカルト団体との関係も断ち切る気はないのは当然と考えます。
点検して、見直すだけです。見直して、関係を強化するということもあるのです。この言葉遣いはそのような可能性の表れと考えます。ただし、これから自民党が考えるているようにできるかということは、まったく別の話です。時代の趨勢と自民党の意思とは乖離し始めています。
今回の人事は、後藤さんが指摘しているように、挙党体制のつくるため、支持率の回復、政権の立て直しなどがあるでしょう。しかし、そのようにする本当の理由があると考えます。むしろ、そのために挙党体制、支持率回復、政権の立て直しをするのだと考えます。
その本当の理由とは何か? 分析するに、その理由とは『戦争』ということがかなりの可能性としてあると考えます。かなり早い段階、例えば一ヶ月以内とかで、急速に情勢が変っていく可能性があると考えます。そして戦争一色になる可能性があります。だからこそ、これからはキシダ政権は国民をケアせずに、見捨てていくと申し上げているのです。
そもそも、キシダ氏が『ハト派』と証明できた方はいるのでしょうか?
やはり、この戦争の方向性は、8月9日の午後7時のNHKニュースを観てもはっきりと見えてきます。
この番組では、本日の長崎原爆の日の式典などについて報じていました。ただ、その報道のまくらことばに、必ず『ロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ情勢』という言葉が入るのです。明らかにそのことと絡めているわけです。これはキシダ氏の発言でも同じです。

・ 『長崎原爆の日 核兵器の脅威高まる中”最後の被爆地に”の訴え』(2022年8月9日 NHK)

・ 『長崎原爆の日 “核兵器廃絶が未来を守る唯一の道” 長崎市長』(2022年8月9日 NHK)


しかし、広島、長崎に原爆を投下したのは『米国』です。当時、軍国主義に走った日本に最大の問題があると私は考えていますが、あくまでも原爆を落としたのは米国です。そして、その米国(戦争屋バイデン〔ハリス〕)は現在、ロシアと対立していて、これまで本ブログで解説してきたように、ウクライナを反ロシアの軍事要塞にしてロシアの安全と安定を損なって、今回のロシア・ウクライナ情勢をつくり出したのは、何よりその米国(戦争屋バイデン〔ハリス〕)なのです。
その『米国』を隠して、ロシアを悪者として絡めて表現するのは、事情を理解してるものからしたら完全なる『プロパガンダ』です。それも、長崎の原爆の日の式典を利用した極めて『悪質なプロパガンダ』です。一般的には、このような悪質な報道であっても、何の疑問も持たないでしょうが、だからこそ危険なのです。
ただ、ちょっと考えればおかしなロジックで構成されているとは分かるはずです。

「今回の内閣改造・党役員人事を考える (2)」(2022年8月10日)へ続く。

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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. 大藤総一郎 2022年8月14日 20時33分 [返信する]
安倍暗殺は統一教会ツブシのためで、岸田内閣を私は岸田クーデター内閣だと考えて居りました。トコロが、組閣に高市を入れたと成ると、統一教会にズブスブ組閣でした。片桐さんが、ご指摘の戦争を正面に据えて安倍暗殺の意味について考えを深めたいと存じます。


 ■このコメントへの返信■
1. 片桐勇治 2022年8月14日 23時42分
大藤総一郎様
コメント、誠にありがとうございました。戦争や政治状況などについて、近日中にまた書きますので、今しばらくお待ちください。いつも当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。


 


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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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