今の政界で何が起っているのか? | |
[日本の政治] | |
2023年12月13日 23時33分の記事 | |
本ブログでは自民党はすでに賞味期限切れと再三述べてきました。その根本的な理由は、自民党が陳腐になったとか、遵法性がないとか、無能になったとか、世襲だからではありません。無論、これらの要素はまったく十分にありますが、賞味期限切れと指摘したその理由は、端的に第2次世界大戦後の構造が終焉を迎えているからです。このことは7年くらい前からザ・フナイの連載でずっと指摘してきたことです。そして、現在はその指摘している通りになっているにすぎません。ですので、現在、私たちが目にしていることは、『戦後政治の総決算』、それにつきます。特に今年の10月以降に起きていることはすべてこのことに濃厚に関わります。
今年のオンライン勉強会では、ずっと現在生じている政界についての分析と解説を行なってきました。今年2月くらいから特徴的な動きがはっきりとしていたわけです。 12月8日配信した勉強会のビデオは、3時間に及ぶ長時間になってしまいましたが、そこでは、内外に及ぶ時代的変化を分析・解説しました。今は次回分をつくっています。 現在、日本で起きていることは言うまでもなく日本独自のことではなく、ユーラシアを取り囲む地政学、世界的な変化の中で起きていることです。 そう言う中で、日本における『戦後政治の総決算』=『55年体制の終焉』が起きているわけです。そして、その『55年体制』とは『冷戦・朝鮮戦争の構造』ですから、よりマクロにみれば、『55年体制の終焉』とは『冷戦・朝鮮戦争の構造の終焉』ということになるのです。無論、順序は逆で『冷戦・朝鮮戦争の構造の終焉』だから『55年体制の終焉』となるのです。そして、このことは、当然、韓国や北朝鮮にかかわることでもあります。あと、念のために申し上げておきますが、『冷戦・朝鮮戦争の構造の終焉』とは平和を必ずしも意味しません。『冷戦』が終焉して、『熱い戦争、本当の戦争』なることは当然あります。そして、その戦争は、本ブログページ右側にある『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス) と呼ばれた男 (字幕版) 』とまったく同じように構造的に起きます。このことも念のために申し上げておきます。 私たちが今、目にしていることは、1つの時代が終わる最末期のことです。この変化は、50年に一度ではなく、恐らく100年に一度のものと考えています。この変化は意識的に行なわれていることと、そうでないことの両方の側面があると考えます。そして、ここで何が起きているかがわからなければ、当然、次の時代がどうなるかもわからないはずです。 これまでの時代が終わる。だから、新しい時代の価値観、思想は何かを考えなければなりません。すでにそういうステージになっています。新しい時代の『中心点』、『最も大事にしなければならないこと』は何かと言うことを考えなくてなりませんし、そのことに向って着実に歩まなければなりません。そのポイントは『生命』及び『生命性』です。しかし、現状、まだそのような流れはほとんどみられません。この新しい時代の価値観もザ・フナイで再三書きました。 現状、自民党の大きな問題で、リベラリズムは勢いを得ている部分があります。しかし、リベラリズムの本質が自民党と対としての存在であるのなら、この時代の終焉とともに終わっていきます。現在の日本のリベラリズムはこの時代の本質と時の流れを理解しているとは思えません。自民党の低落で自分たちの時代がきたと考えているように見えます。しかし、もし、そうであるのなら、それは思考の怠慢でしかなく、この時代の終焉とともにその存在は終わっていきます。そもそも、そんな存在、人々のためになりません。 100年に一度の変化では、人材は大きく変わります。これから表のものは裏に、裏のものは表になります。このこともザ・フナイで指摘してきました。 | |
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