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| 『カルロス・ゴーンの言葉』第２章 モチベーションを高める言―言葉18 大切なのは、ストーリーを作り出すことである―◆われわれは子供の時から話を聞くのが好きなんです。 |
| 2010年12月13日 13時16分の記事 |
| 目次 第２章 モチベーションを高める言 言葉18 大切なのは、ストーリーを作り出すことである 経営というのは科学ではなく、職人芸なのです。職人は矛盾した二つの要素を融合するのが仕事です。例えば彫刻家は、冷たくて硬い、無機質な岩を、まるで生きているかのような動きのある芸術作品に仕上げます。経営も同じで、いかにして矛盾を実現するかです。大切なのは、ストーリーを作り出すことです。われわれは子供の時から話を聞くのが好きなんです。「ねえ、お話聞かせてよ」と言うでしょう。大人になっても同じなんです。ただ、中身がより高度で、洗練されたストーリーを求めるだけで、 好きなことに変わりはないんです。 ◆われわれは子供の時から話を聞くのが好きなんです。 チャーリー・チャップリンの名画「モダン・タイム」ではないが、複雑化した現代社会のなかの巨大な工場で働いている労働者は、交換可能な歯車の一つにすぎない。役に立たなくなれば、使い捨てにされる。ボロボロの雑巾となんら変わりはない。生身の人間でありながら、知らず知らずのうちに、「人間性」まで疎外されてしまうことがある。定年になってリタイアして「毎日が日曜日」の暮しになると、家族から「粗大ゴミ」扱いされかねない。 |
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| [カテゴリ：◆『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊] |
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