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◆「村上世彰『私の挑戦』」(2005年12月14日刊)―目次
[◆『村上世彰「私の挑戦」』(2005年12月14日刊)]
2016年2月5日 5時0分の記事

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村上世彰「私の挑戦」

はじめに―村上世彰は革命家、それともただの相場師?

第1章 ニッポン放送・フジテレビ株買収劇の「陰の軍師」

「村上ファンド」を本拠地にするマネーゲームープレーヤー
「市場の歪み」にこそ「宝の山」が潜んでいる
「構造改革」のなかで「市場の歪み」も生じた
「ユダヤ商法」の伝統を見事に応用する村上世彰
麻採症状に陥っている経営者への強烈パンチ
小泉首相や民主党の岡田克也代表が評価
日本のテレビ業界は「最後の護送船団業種」
「野村+大和昭日興」の様相に
言論・出版・報道機関には使命と責任と義務がある
ソフトバンクとテレビ朝日は「いわくつきの関係」
北尾吉孝の術中にはまるのを嫌った堀江貴文
「戦略的勝利」と「戦術的勝利」
フジテレビとの「和解」を決める
ハワード・ヒューズに感動
和解にアクセルをかける好材料
メディア・インターネットーファイナンス・コングロマリット事業の全貌
「金融事業」に真っ先に突進する経営者としての目
「影の軍師」としての村上世彰の行動
「三人のライバル」が繰り広げるメディア株争奪戦

第2章 その氏素性と金銭感覚

恵まれた正真正銘の「ボンボン育ち」
ビル・ゲイツは四歳年上、孫正義は二歳年上
高度経済成長期に幼少時代を過ごす
「小遣いを自分で稼いでみい」
「中学・高校一貫」の名門・灘中学校に合格
一年の浪人生活を経て東京大学法学部に入学
東京大学法学部卒業、通商産業省に入省
中曽根政権の下で「バブル経済」が発生する
M&A、TOB時代の到来が現実化しつつあった
米国で起きたM&A旋風
大手証券各社がTOBの本格的な研究に取り組む
小説「滅びゆく日本」を書き上げる
泉井純一の脱税事件が通産省・資源エネルギー庁を震憾させる
金融・証券業界全体を巻き込んだ金融証券疑獄事件
「ガチガチの市場主義者」を自認
通商産業省を退官、M&Aコンサルティングを設立

第3章 村上ファンドの経営戦略と体制

M&Aというよりは資金運用の投資顧問会社
村上世彰は丸木強と滝沢建也の二人に支えられている
人脈づくりの名人
通産省に入っだのは「人脈づくり」が目的だった
通産官僚時代から「ホームパーティー」を催す
「松井孝治を励ます会」の発起人に名前を連ねる
バックアップする大物財界人は多い
運用資産は四〇〇〇億円規模にまで膨れ上がる
日本経済を動かす国際金融資本
ロスチャイルドとロックフェラー
村上世彰は「信用取引」や「空売り」を敬遠している
「村上ファンド」は「ヘッジファンド」ではない
世界を股にかける「タイガー・ファンド」
「村上ファンド」は投資会社や不良債権投資ファンドではない
「村上ファンド」はベンチャー・キャピタルでもない

第4章 村上ファンドの戦歴と実績

経営者の意識そのものが「歪み」である
昭栄に敵対的TOBを仕掛ける
東京スタイルに株主総会での委任状争奪戦に持ち込む
東京スタイルの株主総会で敗北
シナネンの株式すべてを売却する
ニッポン放送に「新株予約権発行」に対する見解を示す
明星食品を足がかりに「ラーメン業界再編」を目論む
三共と第一製薬の統合に反対するも「完敗」
西武鉄道株を買い付け、東急電鉄に西武との大再編を提案
大阪証券取引所に挑む
盟友・ソフトブレーン宋文洲会長の保有株式の一部を譲り受ける
阪神タイガース球団を持つ阪神電鉄株二六・六七%を買い占める
阪神電鉄株を三八・一三%に買い増す
村上世彰が阪神電鉄経営幹部と面談
阪神電鉄経営幹部と協議する
村上世彰には「サプライズ」が求められている

第5章 「村上世彰流」投資理論・相場観・投資手法

相場師の勝負の第一歩は「正確な景況観」にある
「継続は力」を身をもって経験
「三度のチャンス」に恵まれた
ジョージ・ソロスの「投資家の認知の歪み」概念に影響を受ける
ジョージ・ソロスの「力の源泉」に注目する
「最良のパートナ上を得て成功した実例に見習う
ジョージ・ソロスの得意技「空売り」と「デリバティブ」は真似せず
「割安株」を中長期で持つ地道な手法でも億万長者になれる
先人の失敗を反面教師にする
相場師が政府の政策転換に注意を怠ると大変なことになるぶ
「村上一刀流」は「割安株」を狙って勝負
「ユダヤ商法」を模範に「リスクヘッジ」
メディアの威力を活用する
「北浜の若獅子」中江滋樹との類似点と相違点
村上世彰の前途に潜む数々の「地雷原」

第6章 出る杭は打たれる

総会屋に間違えられる村上世彰
日本の資本主義を歪めたのは経営者たちだった
「株主の権利」は完全に軽視、無視されてきた
総会屋の定義とは
総会屋の活動タイプ
村上世彰は「総会屋」ではない
チッソ、三菱重工業など大企業が総会屋や右翼を利用する
企業と総会屋の「腐れ縁」と「一罰百戒」
企業と総会屋との「根深い癒着関係」が明るみに
野村證券は暴力団・総会屋と黒い癒着関係にあった
罰則を強化しても総会屋を根絶できず
「モノ言う株主」と「総会屋」の境界線上に潜む危険
村上世彰はいわゆる「乗つ取り屋」ではない

第7章 日本の資本市場の未来と村上ファンド

村上世彰は経済産業省所管の大企業に買収攻撃をかけるべきだ
製薬業界は「宝の山」である
激化する医薬品の研究開発競争
村上ファンドにも投資資金がどんどん集まってくる
中途半端な「店仕舞い」は投資家への裏切り
華僑資本から投資資金を引っ張れる「強み」を活かせる
華僑財閥の「バンブー・ネットワーク」の恐るべき実像と実力
「カネがすべて」という華僑哲学
華僑投資家の投資行動とパターン
日朝国交正常化により大規模な東アジア市場が形成される

おわりに―「政治家」を目指すのか、「慈善事業」に向かうのか

(転載・引用厳禁)


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◆『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日刊 (28)
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