2013年12月23日 3時58分 |
『内務省が復活する日』1995年10月25日刊 第9章 国家支配をめぐる大蔵省との暗闘 |
第9章 国家支配をめぐる大蔵省との暗闘 国家の二元統治 自治省は、全国の地域住民を統治していながら、省職員は、わずか五百人弱にすぎない。それが、なんと、国家予算の規模に迫るくらいの年間五十三兆円の地方予算を牛耳っている。しかも、全国三千三百の地方自治体の行政、給与、人事を握っている。すなわち、地方支配の権力の要である「カネ」と「首」とを押さえているのである。 |
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2013年12月22日 4時30分 |
『内務省が復活する日』1995年10月25日刊 第8章 中央省庁を骨抜きにする権限委譲と抵抗 ? |
族議員の抵抗 各省庁の官僚たちの抵抗もさることながら、それに輪をかけて手強いのが、衆参両院議員である政治家たちである。とくに各省庁の応援団として結びつきの強い族議員たちの意識は、どうなのであろうか。ある国会議員の話では、 「国会では、地方自治に理解があるとか、理解を示す人というのは、数としては少ない。各省庁を代表するような族議員的な人が多く、地方に任せて大丈夫かという人が多い。けれど、それをあまり露骨に言うとまずい。っぶされてしまうので、露骨には言えません」 |
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2013年12月21日 0時14分 |
『内務省が復活する日』1995年10月25日刊 第8章 中央省庁を骨抜きにする権限委譲と抵抗 ? |
自治省の管轄下に一元化すると便利 地方分権を推進することの意味について、高市早苗衆議院議員に聞いた。 「地方分権を骨抜きにしないで、どんどん政治がリーダーシップをとっていけば、大いに意味はあると思う。そうすると住民運動も盛り上がり、そういった土壌ができ、民主主義は活力を得る。地方議員も一生懸命働けるようになる。その代わり地方議員の倫理が問われるようになるだろうけれど、今回骨抜きにしたのは許せない。旧内務省系のルートに入っている代議士はわが党にもいっぱいいます」 |
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2013年12月20日 0時25分 |
『内務省が復活する日』1995年10月25日刊 第8章 中央省庁を骨抜きにする権限委譲と抵抗 ? |
カネがないとサービスにも限界 地方機関の行政機関も、つまり、市町村も、現状に甘んじているような姿勢を続けていると他の行政機関に遅れを取ることになりかねない。企業と同じような感覚で、合理化を進めていく必要がある。それとともに、常に創造的な仕事をしなくてはいけない時代になってきているのである。 |
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2013年12月18日 0時0分 |
『内務省が復活する日』1995年10月25日刊 第8章 中央省庁を骨抜きにする権限委譲と抵抗 ? |
中央省庁から権限を委譲させる手順 これらの権限をいかにして自治省管轄下の都遣府県・市町村に移していくか。鎌田要人は、次のように考えている。 「国の事務を地方に委ねる。それは団体委任事務と機関委任事務の二つがあります。いまある機関委任事務についての考え方は、地方分権に当たって一番難しい問題なのです。 |
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