中谷元前防衛相の問題発言−−ごまかし保身ではなく政治家としての行動を? | |
[日本の政治] | |
2016年11月25日 0時0分の記事 | |
昨日の本ブログ「中谷元前防衛相の問題発言−−ごまかし保身ではなく政治家としての行動を?」(2016年11月24日)の続きです。
責任を国民に転嫁する真相・深層 上記の中谷氏の発言を当然のように受け止めている日本人は多いと思います。しかし、それは世界で今、何が生じ、日本がどのような立場に置かれているかわかっていないからです。これは特にマス・メディアから間違った情報が多く流されていることが原因です。世界で今、何が生じ、日本がどのような立場に置かれているかということは、本ブログや『ザ・フナイ』の連載で詳細を1年以上、書いてきました。 現状、日本は完全に孤立化しています。ただ、これを正確に言うと日本が孤立しているのではなく、安倍自民党政権と財界・主要メディアが推し進めてきたことが、世界から拒否されているということに過ぎません。 ただし、このままこの政権やエリートの失敗につきあうなら、日本国民もこの失敗のツケをとらされることは必然です。大変に危険な状況に日本と日本国民は置かれているのです。 安倍自民党政権や政治家、財界人やマスメディアなどの日本のエリートのように、極めて思考力が落ち、失敗を自覚できず、責任をとらない政治家やエリートは、いずれこの孤立化において日本は悪くないと言い、悪いのは彼ら(国民や他国)だとあくまでも自分の立場を守ろうと必ずするでしょう。そして、日本だけが正義で、世界にこの正義を広めなくてはならないと叫び、日本と日本国民を破滅の道へと必ず引きずり込む行動にでます。いずれかつての『鬼畜米英』と同じく、『鬼畜米露中』と叫ぶようになり、日本と日本国民を塗炭の苦しみに巻き込もうとし、一方で自分の地位や資産を温存しようと間違いなくするでしょう。 これは明らかに戦前・戦中と同じです。実際、今、代は変わりましたが、これまでTPPを推し進めてきた日本のエリートはかつて世界を混乱させ、八紘一宇といい世界を征服しようとした人脈・勢力と変わりがありません。つまり安倍政権や政治家、財界、そしてマスメディアは80年たってまた同じことを画策しているだけに過ぎないのです。言うまでもなく日本人にとっても世界にとっても非常に危険な存在であるわけです。自民党安倍政権、財界人、産経新聞をはじめとするマスメディア(朝日も含む)の論調や言動は戦前・戦中の日本のエリートの言動と全く変わりがありません。 このように問題の本質は明らかですが、このことに日本人が気がつかなければ、何も知らない日本人もそのことに巻き込まれ大きな被害を受けることは必然です。 かような情勢になるのは、世界が新しい時代に歩み始め、日本がそのトレンドについて全く知らないからです。正確にはっきりと言えば、安倍自民党政権をはじめ、日本のエリートがそのことと反対の動きをしてきたことが、このことの唯一の原因なのです。 世界におけるその新しいトレンドは既に完全に定まっています。取り残されているのは日本(安倍自民党政権)とお友達の韓国(朴槿恵政権)だけです。そして、お友達の朴槿恵政権は既に追い込まれています。これは偶然に起こっていると考えるのは愚の骨頂です。またそこに中国などははっきり言って関係がありません。 日本人は早くこの現実に気づかなければ大変なことになります。 新しい時代の要諦は、誰に屈するでもなく、誰に譲歩するでもない、まず平和を実現し、国民のための政治と経済を実現するというだけでしかありません。そのためには富の再分配の強化や弱者の社会的包摂もなされます。その当たり前のことができていないのが、現在の日本(エリート)であり、人材は今や政界や財界、メディア、官界などのエリートにはもはやいません。この深刻な人材不足は本当に問題ですが、いずれこのことも清算され、解決されていくでしょう。その前に、しっかりと自らのことを考えて行かなくてはならないのが、今の日本人が迫られている本当のことなのです。 | |
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