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キシダ訪米の意味 その2
[日本の政治]
2023年1月15日 23時50分の記事

昨日の本ブログ『キシダ訪米の意味 その1』(2023年1月14日)の続きです。

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明らかにトランプに対して行なったことがバイデンへのブーメランになっていますが、キシダは完全にメンツをつぶされた形です。そして昨年7月のブリンケン訪日以降の日本における無謀で民意を完全に無視した軍拡に最低でもケチがついたことは事実です。
バイデンはもつのでしょうか? いよいよの可能性は大きくなっていると考えます。つまり、ハリスの可能性は出てきているということです。断定はできませんが。
ただ、米国の大統領に変化があろうとなかろうと、現状、日本が最も避けなければならないのは、英米・ネオコンによって日本が中露に対する『ウクライナ』になることです。それが最悪の選択で、キシダはその最悪の選択をしています。
そのことを世論は支持しているのでしょうか? 支持していると言うかもしれませんが、それはプロパガンダ故であって、いずれそのことに気がつくときが来るでしょう。ただ、気がついたときにはまったく遅いということは十分にあります。
それにキシダ軍拡増税内閣が世論の動向を気にするとは到底考えられません。世論調査で6割以上の反対があった故安倍晋三氏の所謂国葬を強行したことを考えれば、それは明らかでしょう。彼らは世論なんぞ何とも思っていませんせんし、自己都合での利用しか考えていないことは明白と考えます。
以下の日刊スポーツのコラム『政界地獄耳』では、凋落が著しい日本で開催されるG7は今回が最後の可能性が霞ヶ関で懸念されているとあります。つまり、日本がG7から外されると言うことですが、しかし、もしかしたらG7そのものが、先行き短いかもしれません。このコラムは数日で削除されるので、以下に全文を引用しておきます。

・ 『【政界地獄耳】霞が関にある「日本最後のサミット」になる不安』(2023年1月14日 日刊スポーツ)



★G7サミット(主要国首脳会議)とは、仏、米、英、独、日、伊、加(議長国順)の7カ国ならびに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して、毎年開催される国際会議。今年は日本が議長国になって5月19日から21日に首相・岸田文雄の選挙区、広島で開催される。その地ならしのため首相は欧米5カ国歴訪に出かけ、仏伊英の順に訪れ、マクロン大統領、メローニ首相、スナク首相と会談した。
★日仏会談で首相はサミットに向け核兵器による威嚇やその使用を断固として拒否するとしながらも自衛隊と仏軍の共同訓練などを歓迎し、今年前半に外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の開催を目指す。台湾海峡の平和と安定の重要性も議題に上がった。日伊会談では両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げ。外務・防衛の当局間協議もスタートさせる。日英会談では自衛隊と英軍が共同訓練などで相互訪問する際の法的地位などを定める「円滑化協定」を締結した。日加会談では中国による東・南シナ海における力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致した。
★いずれもサミットの地ならしは口実で、ウクライナの次は中国だと触れ回り理解を求めた、軍事的歴訪が浮かび上がる。政界関係者が言う。「広島サミットが日本でのサミットの最後になるのではないかという懸念が霞が関にあるのだろう。既にOECD(経済協力開発機構)のさまざまなデータでは日本は先進国の上位とは言えず、近い将来サミットのメンバーから日本が外され中国が加わるという不安だ。経済的・政治的にアジアの盟主は中国に移りつつある。日米はその懸念を対中包囲網に仕立て直しているのではないか。一方、欧州への軍事的アプローチはNATO(北大西洋条約機構)への強いコミットを意識しているのではないか」。この国はどこに行こうとしているのか。(K)※敬称略


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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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