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2015年11月4日 23時51分
「南極大陸の氷が実は増加していた!」という報道に見る「常識」の意味
 
NASAが、南極の氷は減少しておらず実は増加しているという研究結果を発表したとCNNが伝えています。地球温暖化で南極の氷が融解して海面上昇をもたらすという説に一石を投じることになるかもしれません。

「南極大陸の氷、「実は増加していた」 NASA」(2015年11月4日 CNN)

北極の氷が全部溶けても海面は上昇しません。『えっ!』と思われるかもしれませんが、実は事実なのです。コップに水を入れ、そこに氷を入れると水面は上昇します。しかし、その氷が溶けてなくなっても水面は上昇しません。小学生の理科の話のようですが、このことは北極の氷にも当てはまることなのです。このお話は実は常識的なことで、最近ではさすがに「北極の氷が溶けると・・・」とは言われなくなりました。
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2015年11月3日 23時53分
レバノンでの大量薬物押収事件に見る戦争と薬物の関係
 
10月28日、レバノンのベイルート・ラフィク・ハリリ国際空港で、薬物2トンを密輸しようとしたとして、サウジアラビアの王子などが拘束されました。摘発された薬物の量は同空港では過去最大で、押収された薬物は「カプタゴン」と呼ばれるアンフェタミン系の合成覚醒剤とコカインと報道されています。また報道によると、このカプタゴンにはISなどの関与もあるようで、IS問題で揺れる中東の戦乱の暗部がかいま見えますが、ここで少し戦争と薬物について考えてみましょう。

「サウジ王子ら5人、薬物の密輸容疑で拘束 レバノン空港」(2015年10月28日 CNN)
「薬物2トンの密輸試み、サウジ王子ら訴追 レバノン」(2015年11月3日 AFP)
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2015年11月2日 23時50分
杭打ちデータ改ざん・マンション傾斜問題はTPPで構造化する可能性
 
杭打ちデータ改ざん問題、マンション傾斜問題についての報道が連日なされています。横浜の傾斜マンションでは、行政が指摘するまで問題にはならず、販売会社の対応は社会的には見られませんでした。杭打ちデータの改ざんに関しては、その数や実態に唖然とします。そこには、モラルの問題、無理な工期、コストの無理な切り詰めなど様々な問題が背景にあるでしょう。先週、平日午後放送の関西系のあるワイドショー番組では、今回のような問題があっては、TPPでインフラなどの日本から海外への輸出が自由化されるにもかかわらず、日本にとって大きなダメージであるという趣旨のことが言われていました。果たしてそうなのでしょうか。
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2015年11月1日 2時45分
イラク戦争にかかわるブレア英元首相の報道に見る戦争の構造?
 
戦争における世論形成能力とは一体どういうことなのでしょうか。昨日の続きです。
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2015年10月31日 23時40分
イラク戦争にかかわるブレア英元首相の報道に見る戦争の構造?
 
2003年のイラク戦争の時は、日本も含め世界的な世論の反対運動がまき起こりました。当時、わが国においてイラク戦争を支持した人、反対した人は、今年の安保法制の時とほぼ同じ顔触れであったと思います。今月に入り、米国が主導したイラク戦争とブレア英元首相について、いくつかの重要な報道がなされました。戦争と政治プロセスや戦争決断の不正確さなど様々な要素がある貴重な報道です。そして、これらのことは英国と同様、米国と関係が強い以上、当然、わが国にも当てはまることで、今後のわが国の政治を考える上でよく研究する必要があります。
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2015年10月30日 23時21分
ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)に対する政権の対応が焦点
 
安倍政権の政策的目玉である「1億総活躍国民会議」に民間議員として参加しているタレントの菊池桃子さんが、「1億総活躍」というネーミングが分かりづらいので、「ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)」の新名称を提案したことが報道されています(「菊池桃子が国民会議で安倍首相に1億総活躍論提言」2015年10月30日 日刊スポーツ) 。「1億総活」という言葉に対して人によっては「国家総動員法」や「一億総玉砕」を連想させるので、それに比べれば、はるかに良いネーミングですし、ソーシャル・インクルージョンという言葉に内包される概念も大変よいものです。しかし、これは果たして採用されるのでしょうか。
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2015年10月29日 20時34分
中東情勢の大きな分岐点――問われる安倍政権の外交
 
先日、「シリア情勢の変化の兆し」について書きましたが、もう一つ中東情勢の大きな変化の分岐点も通過したと考えられます。この両者は間違いなく関係をしているでしょう。そして、このことは今年1月の安倍首相中東訪問時の外交や日本外交の方針が大きく問われていることを意味しています。
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2015年10月28日 22時51分
南沙諸島での米艦航行について報道等で指摘されていないポイント
 
南沙諸島での米艦航行について報道などで指摘されていない今後を考える上でのポイントがいくつかあります。
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2015年10月27日 23時3分
ホロコーストに関するネタニヤフ首相の発言の背景にある事情
 
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のホロコーストに関する発言が世界的に物議を醸し、批判されています。
10月20日にエルサレムで開かれた「世界シオニスト会議」で、ネタニヤフ首相は、ヒトラーは、当初、ユダヤ人を欧州から「追放」するという考えであったので、ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)は、もともとはヒトラーの考えではなく、当時のイスラム教の宗教指導者・大ムフティーだったパレスチナ人が、ヒトラーに進言したため生じたと発言しました。
この発言に対して、イスラエル内外で批判が生じており、イスラエルの歴史家からも「ヒトラーと宗教指導者が会談する前からユダヤ人の虐殺は始まっていた」(2015年10月22日 NHK)と発言は事実を歪曲していると指摘されており、イスラエルの野党でも批判が生じています。国連も激しく批判しており「全くの論外」(同前)と切り捨てています。以下リンクのCNNでも論調の批判的トーンは高いものになっています。
この発言は「歴書の歪曲」や「歴史を歪める発言」という表現で批判されていますが、悪しき歴史修正主義と言えるものです。このような発言は、世界に無用な対立を生じさせ、憎悪を激化させ、大きな混乱を招きます。ホロコーストが強い憎悪をベースにした蛮行とするなら、このネタニヤフ首相の発言の背景もまた同じものではないでしょうか。

ネタニヤフ首相「パレスチナ人がホロコースト進言」(2015年10月22日 NHK)

Israeli PM Benjamin Netanyahu criticized for saying Holocaust was mufti's idea, not Hitler's(2015年10月22日 CNN/「ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相のホロコーストはヒトラーの考えではなく大ムフティー(イスラム法学者)のものとする発言に批判」【筆者訳】)

ネタニヤフ首相は、発言の翌日の21日、ベルリンを訪問しメルケル独首相と会談しています。この会談の後の共同記者会見で、イスラエルの新聞「ハアレツ」の記者が、このネタニヤフ首相の発言に対するドイツのメルケル首相の見解について質問をし、メルケル首相は「私たちは、自らの歴史観を変えるいかなる理由も存在しない。私たちはドイツ国家として、ホロコーストに対する責任を全うする」(2015年10月23日 The Huffington Post)と述べています。 メルケル首相の発言は非常に良いものです。
ネタニヤフ首相がこのような発言をするのは、明らかに現在衝突が散発するパレスチナ問題が背景にあります。そして、同時にドイツ訪問をする前日にナチスドイツ時代のホロコーストについて発言することには、明らかにドイツというファクターがそこにあります。またホロコーストについては、この70年もの間、ずっと問題として取り扱われているにもかかわらず、この種の発言を今、するということの最大のポイントは、実は歴史ではなく“現在”にあります。それでは、“なぜ今なのか”ということでですが、その背景は以下のようになります。
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2015年10月26日 23時50分
守成は創業より難し
 
『貞観政要』という書物があります。これは中国の古来からある帝王学の教科書と呼ばれるものですが、日本でも源頼朝や北条政子、そして徳川家康が愛読したと言われています。
この本で有名な言葉として出てくるのが、「創業と守成いずれが難きや」というものです。どちらも大変であることは間違いないのですが、ポイントはどちらについてもしっかりと踏また体制や思考を整えなくてはならないということでしょう。しかし、創業は勢いで行ける部分もあり、また動きもわかりやすく、陽性のものです。政治などでは特に前時代の問題点をひっくり返す形が多くなるので、人々の共感を得やすくもあるでしょう。
一方で、守成は平時を長く保つことを成して行かなくてはならず、問題は発生する前に処理するので目立たず、見た目は派手さや面白みもなく人々の関心を惹きにくいものです。ただ、政治というのは人々の生活を長く平和で安寧なものにしていかなくてはならないので、政治の本質的な部分はこちらの方であると考えます。
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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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