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2015年11月16日 23時58分
フランスでの同時多発テロ事件――本質はテロとの戦いではない?
 
11月13日夜に発生したフランスでの同時多発テロ事件の犯人に、シリア難民が含まれるとみられる物証について報道がされ(2015年11月15日 AFP)、今回の実行犯がフランス人を含め多国籍に及んでいることが報道されています。シリア難民にISの兵士が混ざっていた可能性は大きく、これは一種のトロイの木馬でしょう。このことは、『ザ・フナイ12月号』(2015年 舩井本社)の連載中の拙論で取り上げました。そして同時にシリア難民に混じってきたテロリストの活動を支えるネットワークがあり、この組み合わせにより今回のテロが起こされた可能性は大きいと考えられます。このことは、本ブログ「レバノンでの大量薬物押収事件に見る戦争と薬物の関係」(2015年11月3日)で指摘したこととも関係するものと考えます。
シリア難民の中に混ざっていたテロリストが実行したかは、現状は物証段階ですが、シリア難民の中にISのテロリストが混ざっていなかったと考えるのは非現実的でしょう。

『ザ・フナイ12月号』(2015年 舩井本社)

「パリ連続襲撃、現場にシリア難民の旅券 『3チームに分かれ襲撃』」(2015年11月15日 AFP)

「レバノンでの大量薬物押収事件に見る戦争と薬物の関係」(2015年11月3日)
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2015年11月15日 3時17分
日本政府が北極観測船建造を計画――北極海ルート視野
 
政府が初めての北極観測船を建造して、早ければ平成32年にも就航させる方針であることが、11月13日、判明したと産経新聞が伝えています。本ブログ「評価すべき野田聖子議員の南沙問題についての発言」(2015年11月7日)の「ロシアファクターを読み誤り窮地に陥る日本」で北極海ルートについて言及しましたが、政府がやっと動き出した感があります。この北極海ルートについては、2012年から私は様々なところで申し上げてきましたが、昨年の4月以降、ロシアとの関係が悪化したことにより、情勢は一挙に後退していました。このことは、同時に日本が地政学的に難しい状況に自ら入り込んだことを意味しますが、今回の報道はその打開策になるでしょうか。

「北極海航路参画へ国家プロジェクト 初の観測船32年にも就航」(2015年11月14日 産経新聞)
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2015年11月14日 23時55分
フランスで同時テロが発生
 
フランスでまた痛ましい事件が起きました。大変に残念に思います。
今回の同時多発テロは、規模も大きく計画性も強くありますが、オランド仏大統領が出席した独仏サッカー親善試合のスタジアムでもテロが生じ、要人のそばでも発生しています。

「パリ同時テロ 仏大統領「ISによる犯行」」(2015年11月14日 NHK)
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2015年11月13日 15時16分
米中海軍、大西洋で合同演習
 
ここ最近、ニュースを見ていると「米爆撃機、人工島近く飛行=中国管制官が退去警告―南シナ海」(2015年11月13日 時事通信)とか、「尖閣周辺に中国海軍艦艇 自衛隊の監視続く」(2015年11月12日 NHK)などなど、米中の緊張や中国の動きについてきな臭い報道が、連日、トップを飾り目につきます。
9月末の米中首脳会談が低調に終わり、米中新冷戦のはじまりという論調や、その後は米中の衝突のXデーなどという論調もありました。
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2015年11月12日 20時58分
皇太子妃雅子さまが、秋の園遊会にご出席
 
天皇・皇后両陛下が主催する秋の園遊会が12日に開かれました。
報道されているように、皇太子妃雅子さまも12年ぶりに園遊会にお出になられました。本当に嬉しく思います。

「雅子さま、12年ぶり園遊会 両陛下のお気持ち受け懇談」(2015年11月12日 朝日新聞)
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2015年11月11日 23時40分
台湾がAIIBに加入!?
 
11月8日、ロシアの報道メディア・スプートニクスが、「中国政府は台湾のAIIB(アジアインフラ投資銀行)への加盟を承認した」と報じました。知る限り日本のメディアにおいてこのような報道はなされていません。スプートニクスの情報は、プロパガンダの要素を否定できませんが、果たして真偽のほどはどうなのでしょうか。

「中国、台湾のAIIB加盟を承認 」(2015年11月8日 スプートニクス)
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2015年11月10日 23時47分
119番の通報トラブル:報道されている以外の可能性として考えられる原因
 
11月10日、東京消防庁は、同日午前中に東京23区内の119番通報がつながらなくなるトラブルが6分間続いたことを発表しました。今年2月、同庁の司令管制システムを更新して以来、トラブルが相次ぎ、今回で3回目と報道されています。

「119番:東京23区内で通報トラブル6分間 今回3回目」(2015年11月10日 毎日新聞)

報道によると、今回のトラブルは、119番の受付指令制御装置のプログラムを改修する作業中に発生し、システムと指令端末を結ぶ回線が途切れたことを知らせる警告がでて判明したということです。
ただ、このニュースを見た時、すぐに頭をよぎった原因は別のことです。
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2015年11月9日 23時49分
『日本海軍400時間の証言: 軍令部・参謀たちが語った敗戦 』(NHKスペシャル取材班)
 
戦前、戦中と海軍の中枢部である軍令部に在籍した参謀を中心メンバーとした「海軍反省会」という非公開の会議が、1980年から1991年まで開かれていました。その会議の模様は、カセットテープに録音され、関係者によって保管されていました。議論された内容は先の大戦に関する様々なテーマに及び、旧海軍の超エリート士官による赤裸々な発言が収録され、その量は400時間あまりと膨大なものでした。
このテープの存在を知ったNHK取材班が、テープの入手を関係者やその親族と交渉し、それを元に企画をスタートさせ、太平洋戦争開戦の真相、特攻作戦に至る道程、東京裁判の裏面史などについて作られ番組が、「NHKスペシャル 日本海軍400時間の証言」でした。番組は2009年、3回にわたって放送され、第1回が「開戦 “海軍あって国家なし”」、第2回が「特攻 “やましき沈黙”」、そして第3回が「戦犯裁判 “第二の戦争”」というものでした。
以下にご紹介する本は、その番組を書籍化したものです。内容は、テレビで放送された番組より圧倒的に濃く、こちらを読めば、番組を見る必要がないものです。

『日本海軍400時間の証言: 軍令部・参謀たちが語った敗戦(新潮文庫) 』(NHKスペシャル取材班 2014年 新潮社)
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2015年11月8日 23時45分
元自衛隊幹部が「海自は南沙に行くべきでない」と発言
 
元陸上自衛隊北部方面総監の酒巻尚生氏が、11月5日、外国特派員協会で「海自は南沙に行くべきでない」と発言したことが報じられています。昨日7日、本ブログ「評価すべき野田聖子議員の南沙問題についての発言」(2015年11月7日)でも触れましたが、米中間の南沙諸島問題に対する日本の関わり方について、非常に冷徹で現実的な発言が出たことは評価すべきことでしょう。

「『海自は南沙に行くべきでない』元陸自方面総監が強烈な一言」(2015年11月7日 日刊ゲンダイ)

酒巻氏の言葉を以下に引用します。
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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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