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現状を考える上で非常に重要な記述
[日本の政治]
2022年7月22日 0時10分の記事

以下の記事のようにハッシュタグ<#自民党って統一教会だったんだな>がツイッターでトレンド入りするほど、自民党と統一教会の関係が日に日に明らかになっています。

・ 『<#自民党って統一教会だったんだな>一晩で24万超ツイート! 安倍元首相の国会答弁を振り返る』(2022年7月19日 日刊ゲンダイ)

もちろん、その本丸は岸信介さんと安倍晋三さんのファミリーの系譜で、このことは永田町にいれば常識とも言えることです。このことを否定する人は、何も知らないド素人か、このことを隠したい統一教会か、安倍晋三さんの関係者(この二者は通常は同じだと考えています)だと私は考えます。

・ 『田崎史郎、橋下徹、東国原英夫、古市憲寿、三浦瑠麗…安倍元首相と統一教会の“関係”をなかったことにしたい人たちの呆れた論理』(2022年7月13日 リテラ)

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政治ジャーナリストの後藤謙次さんが、この永田町で常識である統一教会と岸信介さん・安倍晋三さんのファミリーの系譜との関係について、以下のように、はっきりと語っています(下線は片桐)。


「憲法20条で政教分離の原則がありますね。国家は宗教団体に対して中立で無色であると。その一方で宗教団体は自らの宗教的な目的を達成するために国家権力は使わないと。そこは非常に明確な区切りがあるんですが、いざ選挙となると、宗教団体と政治家・個人は非常にある面で相性が良いといいますか、持ちつ持たれつの関係になるんですね。その点で、旧統一教会の団体とですね、岸信介元総理の関係から始まった安倍派には、その脈々とした人的な繋がり、あるいは親和性みたいのがあったということは以前から永田町では知られた事実でありました

『【解説】山上徹也容疑者の供述で注目「安倍派」と「旧統一教会」とのつながりは?スピード決定した「国葬」の背景』(2022年7月20日 MBS)



私の心証としては、安倍晋三さんに近ければ近いほど、統一教会との関係性は強くなるものと考えています。そして、安倍晋三さんに評価されずに統一教会の票を得る人はいないとも考えています。さらにはっきりと言えば、安倍晋三さんの評価が統一教会票の条件と私は考えています。この逆はない。だから、常に安倍晋三さんには、『お友達』ということがつきまとっていたのでしょう。
これが、安倍晋三さんと統一教会の関係性と考えます。
以下の安倍氏側近の井上義行氏についてのテレ朝の報道は、このことの典型例と考えます。

・ 『支援集会に旧統一教会“友好団体”安倍氏側近 入信は否定も「賛同会員に」』(2022年7月18日 テレ朝)


このように永田町では常識の安倍晋三さんと統一教会の関係を踏まえると、以下のロシアでの統一教会の記述は、現状を考える上で非常に参考になることと考えます。この記述はウィキペディアの『世界平和統一家庭連合』のページの『ポスト・ソビエト諸国での布教とプーチン政権による排除』というセクションのものです。
プーチンは、ゴルバチョフ時代からロシアに進出した統一教会を排除したのですが、このことから考えて、プーチンと日本で最も統一教会と関係が深い安倍晋三さんとが盟友になるはずはあり得ません。外交ですから表向き友好関係は装いますが、27回も会談して何一つ決められなかったのは、むしろ信頼関係がないことの証でしかありません。
ウィキペディアには以下のように書かれています。


ロシアを含む多くのポスト・ソビエト諸国(ロシア寄りの旧ソビエト諸国)の宗教当局は、統一教会を安全保障上の問題があるとして規制と監視対象とした[32]。ロシアを含む多くのポストソ・ビエト国家の宗教当局は、統一教会の運動をセクト(ネオナチ)と呼び厳しく批判し、その結果それらの場所で統一教会の活動が抑制された[32]。
(中略)
2016年、ウラジミール・プーチン及びプーチン政権は、ネオナチ勢力(セクト勢力)への新たな対テロ法として、新興宗教勢力に対する布教活動や私的な参拝を禁ずるとし、すべての伝道師や布教者は「登録済み」の組織に所属していなければならない事を取り決めた[33]。これにより、ロシア国内における統一教会の活動は事実上不可能となった[33]。



注目すべきは『統一教会の運動をセクト(ネオナチ)と呼び厳しく批判し』ですが、プーチン・ロシアは、現状のロシア・ウクライナ情勢において、ウクライナの『ネオナチ』と盛んに言っています。もちろん、そこに共通項があるのは当たり前です。因みに、安倍晋三さんとその一派は、日本では戦前・戦中の軍国主義への復古主義者ですし、ドイツとの三国同盟締結の首謀者である松岡洋右は安倍晋三さんの親戚です。
また、本ブログ『現在の日本の対ウクライナ政策はアベ政権の『積極的平和主義、自由と繁栄の弧』の一環にすぎない その1』(2022年)とそれに続く『その2』で申し上げたように、安倍晋三さんは、日本で最もウクライナに近い政治家です。そして、安倍晋三さんが長らく行なってきたウクライナ支援は、安倍晋三さんの「自由と繁栄の弧」(2006年)、「積極的平和主義」(2013年)と当然、直結した反ロシアの地政学的な動きなのです。
さて、上記のウィキペディアの記述の下には、統一教会による『イスラエルの右派・反パレスチナ派への資金援助』とあります。統一教会はイスラエルの右派、パレスチナ弾圧側にいるわけですが、このようなことは当然、ネオナチに関わってくるわけです。

・ 『露ラブロフ外相「ヒトラーにユダヤ人の血」 非難の声相次ぐ』(2022年5月3日 日テレ)

もちろん、このような統一教会とイスラエルの右派との関係は、このウィキペディアの『世界平和統一家庭連合』のページの以下の記述と繋がってくると考えます。


2022年1月、教団系の『世界日報』に、改憲派として、自民党の古屋圭司、日本維新の会共同代表の馬場伸幸、国民民主党の榛葉賀津也の三人が共演した[414]。


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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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