常識的に考えずに目的(人の命と社会を守る)の追求と実現が必要 | |
[日本の政治] | |
2020年5月1日 1時12分の記事 | |
昨日の本ブログ「モラトリアム 異常なのだから通常の時計は止めよ」(2020年4月30日)で、モラトリアム、すなわち金融面での返済猶予や金利減免などの債務返済の繰り延べ制度開始の必要性を書きました。まさに現在は異常事態なので、金融面でも通常時のルールを適用すれば、必然、人々の生活や社会は音を立てて崩れていきます。現状においてもっとも留意しなくてはならないのは、この社会崩壊と医療崩壊です。 この社会崩壊を避けるためには、金融において空白期間を設定、すなわちモラトリアムを設定するしかないのです。現状においてもっとも大切なことは、常識的に考えずに目的(人の命と社会を守る)の追求・実現に専念することです。経済のことなどのように通常時のことを考えると、必ずその経済を破壊することになります。それは、その経済の優先順位がそもそも人の命と社会を守ることより下だからです。そして、このことはどんなことがあっても変わりません。ですから、常識的に考えずに目的(人の命と社会を守る)の追求・実現に専念することが、難局を切り抜けるもっとも明らかな近道になるのです。社会の成り立ちとはそのようになっているのです。 (※ 本記事は掲載から1週間が経つと有料記事になります)
昨日、本ブログでモラトリアムのことを書いたこともあって、以下のホフポストの記事が目に止まりました。ニューストピックス一覧には「住宅ローン、払えない人が相当数に」という見出しであったのですぐにアクセスしました。そうしたら記事のタイトルは「『生活はギリギリ。コロナになっても、ならなくても死ぬ』。悲痛な叫びを受けて、国へ緊急要望書提出」とあって、ローン問題も書かれていますが、さらに現状の問題点が様々に書かれています。具体的な問題がしっかりと書かれている大変に良い記事なのでご一読をおすすめします。この記事を読むとモラトリアムは一刻も早い実現が明らかに必要ですし、その他の様々な対策が必要なのは明らかです。 「『生活はギリギリ。コロナになっても、ならなくても死ぬ』。悲痛な叫びを受けて、国へ緊急要望書提出」(2020年4月30日 ハフポスト) まさに現状、金融のモラトリアムは喫緊、緊要の課題になっています。はっきり言えば、4月1日に10万円給付金配布発表、15日から配布開始、そして5月1日からはモラトリアム最低1年か特措法が2年なので2年、そしてそれに伴う金融機関への対策が発表さらなければならないのです。しかし、たった2枚のアベノマスクですら、諸般の事情により検品中のようでまったく届いていません。安倍政権・日本政府の行政能力というのは、たった2枚のマスクがまだ届かないというレベル、遅さなのです。 しかし、現実はどんどん進んでいるわけです。事態の悪化はどんどん進み、安倍政権・日本政府の対応は後手後手であるのに、何かすごいことをやっているように声明を発表するのが首相の安倍氏です。まったく話になりません。この記事には、以下のようにドイツの事情が載っています。よくご覧ください。 厚労省に要望書を提出した後、ホットラインのメンバーで記者会見をしたのだが、そこで法政大学の布川日佐史氏は、新型コロナ感染拡大を受けたドイツの対応を話してくれた。 ドイツでは3月末の時点で、100万世帯以上が困るだろうことを予測し、生活保護を受けやすくすることを決めているという。よって、申請そのものも非常に簡略化されたそうだ。例えばドイツでも、生活保護を受ける時には大きな資産がないかの確認があるのだが、今は「私は大きな資産を持っていません」とチェックをするだけでOK。収入についても、「これから収入は見込めません」と書くくらいの手軽さで、とにかく早く、困っている人が漏れなく使えるような対応がされているという。しかも、大臣がわざわざ動画でドイツの人々に向かって生活保護の利用を訴えているというから驚く。 その内容は、「手続きを簡単にしました。こういう手続きをしてください。申し訳ないけれど、手続きしてから2、3日かかってしまうので、それは我慢してほしい」等々。「悪いけど2、3日我慢して」って、全然我慢できるよ! だってこっちはもう2ヶ月我慢してるのに、マスク2枚だよ? しかも私はそれも届いてないよ? その上、ドイツの大臣は生活保護について、「恥ずかしさを持たずに権利として受けてください」と語りかけているのだという。ああ、本当にこの国に生まれてよかったな……。私がドイツ人だったら、心からそう思っているだろう。しかもドイツではコロナ対策で窓口が閉められているため、生活保護申請はウェブでもメールでも郵送でもできるというのだから本当に大違いだ。 日本の首相は、ウソはつくし、すぐに自慢はするし、余計な言葉を吐いて勝手に悦に入るし、やることは遅いし、実力がないから現実的なことはできないし、そして何よりも国民に対する思いやりがなく、国民をしっかりと守るという姿勢がないわけです。 嘘つきであるのはブログ記事「安倍首相「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」というウソ」(2020年4月14日 藤田孝典さん)を見れば一目瞭然でしょう。安倍氏の主張である「わが国の支援は世界で最も手厚い」というのは明らかに根拠のない誇張・自慢で我田引水、ウソです。少なくともドイツの方が日本よりはるかに上なのは、上記のドイツ事情を見てもまったく明らかです。本当に安倍氏は息を吐くようにウソをつくものです。心から心からビックリします。 これまでの安倍政権の真骨頂は弱者をすぐに切り捨てることでしたから、国民を守る気などそもそもないのです。そして、ウソはくし、すぐに自慢はするし、余計な言葉を吐いて勝手に悦に入るし、やることは遅いし、実力がないから現実的なことができないわけです。だから、防疫に失敗して、緊急事態宣言発令となったわけです。すべての責任は安倍政権・日本政府にあるのです。 実は、安倍氏のような人格、メンタリティーは、よくマンガに出てくる、金持ちであることをひけらかす意地悪で嫌な子どもそのものなのです。首相の安倍氏というのは実際はそういう人物と考えます。アベトモも実際のところ、そういう連中ばかりと考えます。 そして、この記事には以下のように政治が人の命を守ろうとしない、そして遅いと書かれています。それは首相の安倍氏のメンタリティーが大きなポイントになっていると考えます。だからこそ、早急にこの内閣だけは変えなくてはならないのです。この安倍氏は地位にあることだけが目的なのです。だから問題なのです。 とにかく現状において、この難局を切り抜けるためには、とにかく生に焦点をあわせ、あくまでも生を肯定し、このことをすべてにおいて優先させ、常識的に考えずにこの目的(人の命と社会を守る)を実現させるために非常識といわれても具体的な策をどんどん行っていくことです。これしかないのです。そして、これにプラスして安倍政権を交代させることです。 こっちもたまったものではないが、役所の職員だって気の毒だ。ドイツのようにオンライン申請などで簡略化すれば職員も守れるのに、この国からは「人の命を守ろう」という気概がまったくと言っていいほど感じられない。そこがじわじわと辛く、不安がより募るのだ。 (中略) まぁ、対象は広がったことはいいことだが、今やこんな重箱の隅レベルの改訂をちょこちょこやったところでどうにかなる状況ではまったくない。とにかく、遅い!! 遅いし全部がチマチマしすぎている!! 今必要なのは、ドイツ並のスピード感と根こそぎ救う感に他ならない。 | |
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