やはり自民党一党独裁の国でしかない(+自民党別働隊、維新、国民民主など) | |
[日本の政治] | |
2022年6月15日 22時42分の記事 | |
自民党を離党した衆議院議員・吉川赳氏の問題。離党はしたが、辞職はしないと言うことです。この方、都議会議員だった木下富美子氏とどうしてもオーバーラップしてしまいます。
しかし、いつもの自民党の不祥事国会議員の例に倣い、離党という形で自民党に対してはギリや責任は果たしていますが、国民に対しては責任は果たさない。そういう議員がまたもや出現したと、閉口するのみです。 国会議員であるより自民党員であることが上位・優位になっているのが、このようになる本質でしょう。まさに戦後、数年を除いて一貫して自民党政権であったわが国が、いかに自民党一党独裁の国であるかを、改めて思い知らされます。自民党員でなければ人間ではない。そういう国です。 これで民主主義と呼べるのでしょうか? この離党はするが辞職はしないという吉川氏の行動とその行動を是認する自民党の姿勢は、自民党員は、国民より上位の存在、言ってみれば自民党員は上級国民ということを示しているに過ぎないでしょう。 以下の記事では、吉川氏が離党届を出したので、自民党としては辞職させることができないと、自民総務会長の福田氏が述べたことを報じています。それなら、なぜ、離党届を出す前に辞職させる、もしくは辞職勧告を同党はしなかったのかと当然の疑問が浮上します。福田氏もこんなことを言っていては将来性はないでしょう。ただ、自民党独裁の国ですから、三世で名門の出の同氏ですから、将来は安泰でしょう。 ・ 『自民・福田氏、ハレンチ疑惑の吉川氏の議員辞職要求に否定的』(2022年6月14日 産経新聞) この吉川氏は、昨年の衆議院選挙で自民党が当選させたのです。これは間違いないことです。衆議院の比例代表は有権者が自民党に投票したことによって、自民党の比例名簿に登載されている候補者が当選します。つまり、この衆議院の比例代表、特に比例復活は、吉川氏を比例名簿に登載した自民党を有権者が信頼し、票を投じたことによっての当選なのです。特に吉川氏は、選挙区では有権者の支持を得ていませんから、より自民党と言うことで当選したわけです。そして、自民党はその吉川氏を国会議員に相応しい人物と言うことで比例名簿に登載したわけです。そうしたからこそ吉川氏は当選し、そこに自民党の判断と責任が厳然としてあります。 ですので、吉川氏の当選は、厳然として自民党によるものなのです。したがって、今回の一連の衆議院議員・吉川氏の不祥事は、自民党によってつくり出されたと言うこともまた厳然たる事実なのです。ですから、吉川氏の不祥事は、自民党が有権者の信頼を裏切ったということになるのです。この責任は当然重い。 さらに、今回、明らかになったのは、自民党の公認や比例名簿登載者は、当てにならないということです。自民党が自信を持って国民に対して候補者として公認し、比例名簿に登載した、吉川氏がこのような人物であったのですから、それは自民党の価値基準、判断基準は当てにならないということに当然なるでしょう。デタラメとうことです。 以下の記事では、立民提出の吉川氏の辞職勧告案に自民が賛同しなかったとあります。それは、そうでしょう。そもそも吉川氏を自民党は悪いと思っていないのですから。昨年の衆議院選挙からずっとそう思っているわけです。その自民党の価値判断だと、私から言わせたら同党の公認、比例名簿登載者は当てにならないということに、当然なるのです。このことが、以下の記事で確定したと考えます。 ・ 『「パパ活」疑惑の吉川赳衆院議員、立民が辞職勧告案提出も自民賛同せず』(2022年6月15日 東京新聞) 本当なら自民は、この辞職勧告に同意して、同党の公認や比例名簿登載者が当てにならないことを払拭すべきだったわけですが、それをしなかったわけです。同党内から吉川氏の辞職の声は出ているとは報じられていますが、結局は、声だけでやる気はない。自民も吉川氏も責任は感じていません。自民党一党独裁のわが国では、国民は本当になめられたものです。 あと、責任を感じていないのは、議長の細田氏も同じだと考えます。自民党の一党独裁の国にしたままだから、政治家のレベルは低い。維新、国民民主は自民の別働隊、同じ穴のムジナと考えます。だから、この二つは、自民以外の選択肢にはならないのは当然と考えます。 | |
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