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2024年4月19日 15時7分
円安ドル高は実はドル暴落の結果にすぎない
 
4月17日、FRB議長のパウエルが、政策金利の利下げ開始先延ばしを示唆したと報じられています。その理由が色々と言われていますが、本ブログ『金の暴騰が意味すること 』(2024年4月13日)で申し上げたように、その理由は、政策金利を今下げると、ドルの大暴落が始まってしまうということにつきると考えます。そう言う意味で、このパウエル発言は予想通りと考えます。

・ 『パウエルFRB議長、利下げ開始の先延ばし示唆−インフレ根強く 』(2024年4月17日 ブルームバーグ)

・ 『インフレ鈍化確信「時間かかる」 FRB議長、政策金利の当面維持を示唆 』(2024年4月17日 時事通信)
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2024年4月14日 23時49分
中東大戦・第三次世界大戦の危険性が大きくなっていると考えます
 
イランによるイスラエルの軍事行動が起きました。これは、4月1日にシリアにあるイラン大使館が、イスラエルによるとみられる攻撃を受け、イランの革命防衛隊の司令官らが殺害されたことへのイランのイスラエルに対する報復としています。非常に大きな動きですが、以下の毎日新聞にあるようにイラン側は「問題はこれで終わった」としています。本当にそうなるでしょうか? このイランとイスラエルの情勢を仕掛けているのは、イランの側ではなく、英米・イスラエルなどの勢力なのです。それも中東大戦・第三次世界大戦が視野に入っての動きです。ですから、イランが終わりといっても、英米・イスラエルなどの勢力が止めると決断しない限り、中東情勢はさらにヒートアップしていく可能性は大きいと考えます。この極めて危険な中東の情勢の手綱を握っているのは、イランではなく、英米・イスラエルなどの勢力で、これらの目的は中東の支配であり、その本質は『通貨』なのです。

・ 『“イスラエル占領ゴラン高原へミサイル発射”イラン国営テレビ 』(2024年4月14日 NHK)

・ 『「問題はこれで終わった」 イラン代表部、攻撃は今回限りと示唆 』(2024年4月14日 毎日新聞)
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2024年4月13日 21時22分
金の暴騰が意味すること
 
現在、金が暴騰しています。『金先物CMX 』を観ると、4月12日に1トロイオンス(1トロイオンス(troy ounce)=31.1034768グラム)あたり2,400ドルを瞬間的に超えています。昨年末から今年初めにおいては、1トロイオンスあたり2,000ドル付近で推移していました。しかし、2月以降のたった2ヶ月間で現在の相場へ一気に20%の値上がりをしています。これは明らかに金の暴騰ですが、このことにはどのような意味があるのでしょうか?
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2024年4月11日 12時40分
韓国総選挙の結果の意味すること
 
4月10日に行なわれた韓国の総選挙で、野党である『共に民主党』が大勝と報じられています。韓国大統領の尹錫悦氏の政党が『国民の力』ですので、同党が『与党』と表現されますが、韓国国会では前回総選挙の2020年から野党・共に民主党が過半数を占める『与党』です。韓国政界の現状は『ねじれ状態』で、尹錫悦氏が大統領に就任した2022年からこの状態が続いています。今回の韓国総選挙では、野党・共に民主党は議席を伸ばせないのではないかと思っていましたが、蓋を開けたら『大勝』ですので、驚いています。やはり、韓国において共に民主党の方向性を支持する気運は強いことをこの選挙結果は表していると考えます。

・ 『韓国総選挙、野党大勝見通しの余波 日韓関係めぐり政権揺さぶりも 』(2024年)
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2024年4月4日 10時23分
『裏金問題』の本質は民主主義を破壊することであり、同時にアベ政治の弊害であること
 
自民党の裏金問題。敢えて改めてこの問題のポイントを言えば、それは国民を裏切る行為であること、そして民主主義を完全に否定することであることにあります。お金の力によって、政治が国民の真意とは別に動かされる、いわゆる金権政治を排するために、政治家は国民に扱うお金の流れを公表しなくてはならないわけです。このことに完全に反していることが、この裏金問題の本質です。

・ 『【一覧】自民党国会議員の"裏金"リスト 88人 』(日本テレビ)

・ 『【独自取材】自民党“裏金”リスト86人 最も多い使い道「事務所で保管」 脱税の可能性? 』(2024年2月10日 日本テレビ)
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2024年2月9日 22時37分
『国民を甘やかす政治をしてはならない』といった池田勇人
 
自民党の派閥が解散していますが、キシダ政権の首相、外相、官房長官の派閥は宏池会でした。宏池会という派閥は解散しても、現政権はれっきとした宏池会政権です。その宏池会の創始者は池田勇人。池田は所得倍増政策をしたことで有名ですが、しかし、生前最後の言葉として『国民を甘やかす政治をしてはならない』と言っているのです。

・ 『死の前に池田勇人は言った…「やがて、田中の時代が来るだろう」 』(2021年7月26日 ZAKZAK)
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2024年1月22日 0時32分
二階派、安倍派、岸田派の解散の意味を考える その1
 
自民党の派閥である二階派、安倍派、岸田派の解散。この意味を考えてみましょう。
ご存じの通り、自民党の派閥は、単なるグループではなく、ふたつの流れに分けることができます。ひとつは『保守本流』の自由党系(岸田派、麻生派、茂木派など)であり、もう一つが『保守傍流』の日本民主党系(安倍派、二階派など)です。1955年に、この自由党と日本民主党が合併して『自由・民主党』になったわけで、この体制を『55年体制』と呼ぶわけです。つまり、この派閥とは『自由・民主党』の中でふたつの政党が存在するという意味なのです。そして、そのうち、どちらかの『政党』が総理・総裁の座を占めるかと言うことで、『政権交代』をしてきたと指摘されてきました。無論、この派閥に『戦後』のお金の流れが絡むわけです。そのお金は、現在問題となっているパー券・裏金とはレベルが違うものです。
しかし、今回、二階派・安倍派の解散で保守傍流の日本民主党系は壊滅、一方で保守本流の自由党系の中枢である岸田派・宏池会が解散となりましたから、55年体制の『自由・民主党』は、事実上、終焉、すでに『政界再編』は起っているわけです。そして、今後、この『政界再編』が拡大していくことが当然、予想されるわけです。そこでは当然、『自民党解散』ということもあり得ます。それが今回の3派閥解散の意味だと考えます。そして何よりも、『戦後』のお金の流れは終焉し、一方でこの55年体制の終焉は、共産党の党首交代とも関連すると考えられるわけです。こういうことについては偶然はおきないのです。
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2024年1月14日 19時54分
台湾総統選挙の結果は何を意味するのか?
 
1月13日に実施された台湾の総統選挙では、与党・民進党の頼清徳氏が勝利しました。この選挙は、与野党が拮抗している中で、野党候補2人という野党分断が生じ、そのようになった時点で、勝利は与党・民進党の頼氏に確定していることは明らかでした。与野党の勢力が拮抗、もしくは野党勢力が劣っているときに、野党が分断して勝てるはずはありません。その典型が日本の立民を中心とするバカ野党で、分断を繰り返して、与党に対する対抗力、与党へのチェック能力を失い、自民党の一人勝ちを創出し、現在の法律を守らない最悪の自民党政治を招いているわけです。2021年の衆議院選挙では、立民と共産などが野党共闘をしましたが、自民と立民との対決の選挙区に、第二自民党である維新の候補者が立ち、野党の票を分断して、自民党の候補者が勝利を収めることが多くありました。そういう野党の顔をした維新が自分で第二自民党ですと言っているわけです。無論、それはいまでもまったく変わらない
今回の台湾の総統選挙でも、この日本の状況と同じ野党分断から与党勝利ということとまったく同じことが、起きたというわけです。そうなると『第三の候補』である民衆党の柯文哲氏とは『一体何ものなのか』ということになり、このことはこれからつきまとうポイントになることは間違いないでしょう。

・ 『台湾総統選挙 民進党・頼清徳氏当選 立法院は過半数維持できず 』(2024年1月14日 NHK)

・ 『台湾総統選2024 開票速報 』(2024年1月13日 日本経済新聞)
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くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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