2015年11月21日 23時48分 |
孤立化する日本――成果を上げられていない外交 |
憲法の規定に基づいて野党が要請した臨時国会を開催せず、その代わりに法の支配を徹底させると息巻いて外遊に出た安倍総理は、明らかに国内における法の支配をないがしろにしました。 何というか、あまり見たことのない奇異なダブルスタンダードですが、国内における法の支配を軽視する姿勢は、そもそも国民を想う気持ち、国を想う気持ちの欠如に原因があると考えます。国内の法をないがしろにする為政者は大抵の場合、自己の利益をはかることを優先しているか、暴虐者になるかどちらかでしょう。 それでは、憲法をないがしろにして臨時国会より優先した外遊とは何であったのでしょうか。 |
[続きを読む] |
[カテゴリ:日本の政治] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月20日 23時23分 |
生を前提に考えない社会は滅びる |
法王フランシスコは、フランス同時多発テロ事件に関して、犠牲者に哀悼の意を表し、以下のように述べています。 私はまた口をすっぱくして繰り返したいと思います。暴力や憎しみよって人類の抱える問題を決して解決することは出来ません。またこのような行為を正当化するために神の名を利用するのは神に対するはなはだしい冒涜行為です(2015年11月16日 バチカン放送局)。 |
[続きを読む] |
[コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月19日 23時49分 |
欧州情勢、中東情勢に関するいくつかのポイント |
我が家では私が生まれる前から読売新聞を購読していますが、昨日の朝刊を見て、驚きました。シリア情勢に関して一面に「米仏シリア空爆強化」と大きな見出しで載っていました。これでは世界の半分しか見れないなと率直に思います。実際、ロシアは、フランスを同盟国と表現をしています。仏米だけでなく、仏露のことも強調しなくてはならないのが、現在の情勢ですが、その一方だけでは世界のよくて半分しか見えません。 現在の世界情勢から考えれば、ここで米仏ということが強調されるのは、明らかに米国中心の世界観です。米国民としてならこの見出しはある意味、ありえるのです。しかし、読売新聞は日本のクオリティー・ペーパーでしょう。これでは日本人の大半は永遠に世界のことはわからないなと率直に思いました。 |
[続きを読む] |
[コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月18日 2時24分 |
フランス大統領、米露に結束呼びかけ |
フランスのオランド大統領がIS壊滅のために米露に結束を呼びかけ、そのためにオランド大統領は、近く米露首脳と会談することが報じられています。同大統領がモスクワに飛びプーチン大統領と会談するという情報も既に出ています。 今回のフランスでの同時多発テロ事件の本質は、単なるテロ事件や難民問題ではないと、一昨日、昨日と「フランスでの同時多発テロ事件――本質はテロとの戦いではない?・?」(2015年11月16日・17日)で書きましたが、現状の世界の状況を打開するなら協調と安定を志向するしか方法はないので、良い方向に向かい始めたと受け取れる報道です。 「仏大統領 IS壊滅へ米ロに結束呼びかけ」(2015年11月17日 NHK) |
[続きを読む] |
[コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月17日 15時59分 |
フランスでの同時多発テロ事件――本質はテロとの戦いではない? |
「フランスでの同時多発テロ事件――本質はテロとの戦いではない?」(2015年11月16日)の続きです。 |
[続きを読む] |
[カテゴリ:世界の読み方] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月16日 23時58分 |
フランスでの同時多発テロ事件――本質はテロとの戦いではない? |
11月13日夜に発生したフランスでの同時多発テロ事件の犯人に、シリア難民が含まれるとみられる物証について報道がされ(2015年11月15日 AFP)、今回の実行犯がフランス人を含め多国籍に及んでいることが報道されています。シリア難民にISの兵士が混ざっていた可能性は大きく、これは一種のトロイの木馬でしょう。このことは、『ザ・フナイ12月号』(2015年 舩井本社)の連載中の拙論で取り上げました。そして同時にシリア難民に混じってきたテロリストの活動を支えるネットワークがあり、この組み合わせにより今回のテロが起こされた可能性は大きいと考えられます。このことは、本ブログ「レバノンでの大量薬物押収事件に見る戦争と薬物の関係」(2015年11月3日)で指摘したこととも関係するものと考えます。 シリア難民の中に混ざっていたテロリストが実行したかは、現状は物証段階ですが、シリア難民の中にISのテロリストが混ざっていなかったと考えるのは非現実的でしょう。 『ザ・フナイ12月号』(2015年 舩井本社) 「パリ連続襲撃、現場にシリア難民の旅券 『3チームに分かれ襲撃』」(2015年11月15日 AFP) 「レバノンでの大量薬物押収事件に見る戦争と薬物の関係」(2015年11月3日) |
[続きを読む] |
[カテゴリ:世界の読み方] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月15日 3時17分 |
日本政府が北極観測船建造を計画――北極海ルート視野 |
政府が初めての北極観測船を建造して、早ければ平成32年にも就航させる方針であることが、11月13日、判明したと産経新聞が伝えています。本ブログ「評価すべき野田聖子議員の南沙問題についての発言」(2015年11月7日)の「ロシアファクターを読み誤り窮地に陥る日本」で北極海ルートについて言及しましたが、政府がやっと動き出した感があります。この北極海ルートについては、2012年から私は様々なところで申し上げてきましたが、昨年の4月以降、ロシアとの関係が悪化したことにより、情勢は一挙に後退していました。このことは、同時に日本が地政学的に難しい状況に自ら入り込んだことを意味しますが、今回の報道はその打開策になるでしょうか。 「北極海航路参画へ国家プロジェクト 初の観測船32年にも就航」(2015年11月14日 産経新聞) |
[続きを読む] |
[カテゴリ:日本の政治] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月14日 23時55分 |
フランスで同時テロが発生 |
フランスでまた痛ましい事件が起きました。大変に残念に思います。 今回の同時多発テロは、規模も大きく計画性も強くありますが、オランド仏大統領が出席した独仏サッカー親善試合のスタジアムでもテロが生じ、要人のそばでも発生しています。 「パリ同時テロ 仏大統領「ISによる犯行」」(2015年11月14日 NHK) |
[続きを読む] |
[カテゴリ:世界の読み方] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月13日 15時16分 |
米中海軍、大西洋で合同演習 |
ここ最近、ニュースを見ていると「米爆撃機、人工島近く飛行=中国管制官が退去警告―南シナ海」(2015年11月13日 時事通信)とか、「尖閣周辺に中国海軍艦艇 自衛隊の監視続く」(2015年11月12日 NHK)などなど、米中の緊張や中国の動きについてきな臭い報道が、連日、トップを飾り目につきます。 9月末の米中首脳会談が低調に終わり、米中新冷戦のはじまりという論調や、その後は米中の衝突のXデーなどという論調もありました。 |
[続きを読む] |
[カテゴリ:日本の政治] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2015年11月12日 20時58分 |
皇太子妃雅子さまが、秋の園遊会にご出席 |
天皇・皇后両陛下が主催する秋の園遊会が12日に開かれました。 報道されているように、皇太子妃雅子さまも12年ぶりに園遊会にお出になられました。本当に嬉しく思います。 「雅子さま、12年ぶり園遊会 両陛下のお気持ち受け懇談」(2015年11月12日 朝日新聞) |
[続きを読む] |
[コメント (0)] [トラックバック (0)] |
前の10件 次の10件