2009年9月5日 10時12分 |
2009年9月2日 14時0分 |
第百話「天寿・そして死後の世界へ」(近世百物語) |
◎近世百物語・完全版 第百話「天寿・そして死後の世界へ」 近世百物語・完全版も、すでに百話目となりました。 これで、すべての物語を終わりますが……私の霊体験は、日々、し続けていることもあり……これで終わりでは、ありません。 また、続きを書くかも知れませんが……今の時点、みなさんにお話しして、問題のない部分が……これで終了することにします。 さて……今まで、多くの先輩や、師匠が亡くなりました。 もちろん、曾祖父も、祖母も……かなり昔に、亡くなりました。 生きていれば、このようなことは起こりますが……私はそれを悲しまず、未来につなげて、生きることにしています。 それは……大きな木が、倒れることに似ています。 大木が朽ち果てて、倒れれば……その場所に、新しい芽が、芽吹くのです。 しかし、私に取っての……亡くなった人々は……静かに眠ってくれている、だけの、存在ではありません。 亡くなる時に、挨拶に来る人もいます。 また、ある人は……亡くなってから、しばらくして……毎晩、夢の中に、その姿を表すこともあります。 いづれにしても、静かにしているのは……死にそうになっていた時、だけの、お話です。 われわれの播磨陰陽道は……死後の世界に自分の意識を留めておくことを目標とし、さまざまな技法を伝え残しています。 諸先輩やら師匠達が、死後の世界から語り掛けて来ることを見ると……私が幻覚を見ているのか……さもなくば、その技法が真実であるかの、どちらかだと思います。 どちらでも、良いですが……夢の世界から多くを語り掛けて来て、それが、時々、正しいのですから……信じないワケにも、行かないと思います。 今年、2009年の九月の中頃に……私が、夢日記を書き始めて、ちょうど千日目を迎えます。 その間、さまざまな霊的な夢を見ました。 もちろん、ただの夢や、記憶を整理する種類の夢も多いですが……基本的に、毎日、夢を見ています。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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2009年9月1日 14時0分 |
第九十九話「つくも神」(近世百物語) |
◎近世百物語・完全版 第九十九話「つくも神」 百年《ももとせ》に、ひとつ足らぬは、つくも神……と、言うことで、今回、とうとう九十九話になりました。 この近世百物語・完全版も……残すところ、あと一話です。では、よろしくお願い致します。 さて、「九十九神」と書いて、「つくもがみ」と読みます。 これは、器物が百年くらい存在して……「物ノ怪《もののけ》」に化ける種類の現象です。 器物が百年近い間、人の世にあって大切にされると……ある時、人にその姿を見せようとします。 これが、良い方向に働けば、幸いをもたらしますが……悪い方向なら、厄を生み出します。 どちらの場合も、これらを「つくも神」と呼ぶようです。 長い間、大切にされた器物は……人に、その姿を見せようとしますが……それらが粗末な扱いを受けた時に、半分だけ人のような姿を見せるもののようです。 子供の頃のある時……江戸時代の「百鬼夜行絵巻」で見るような……不思議な物ノ怪を、目にしたことがありました。 それは、線香立てに手足が生えたような物で……忙しそうに、窓の外を走っていました。 見ていると……仏壇から、逃げ出したような感じがしました。 その頃、家には、仏壇がなかったので、 「どこから逃げて、来たのだろう……。」と思いました。 それから、近所の家で夫婦喧嘩があって……家の外に仏壇とか、位牌とか……そう言う物が、ちらばった噂を聞きました。 それは……古けど、とても豪華な仏壇らしく……位牌や線香立ても、かなり立派な物のようでした。 それを聞いて、 「ああ、あの家から、逃げて行ったんだな……。」と、思いましたが……それにしても、あれは、どこへ逃げて行ったと言うのでしょう? 祖母に、 「家の近くで夫婦喧嘩があって、仏壇が、外にほおり出された時……そこから逃げて来る、線香立ての姿をした物ノ怪を見たけど……あれは、どこへ行ったの?」と、尋ねました。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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2009年8月31日 14時0分 |
第九十八話「多い人と少ない人」(近世百物語) |
◎近世百物語・完全版 第九十八話「多い人と少ない人」 ある時、喫茶店に友人達と入ったら……出されたコップの水が、ひとり分だけ多かったことがありました。 「数え間違いだったのだろう……。」と言い友人と言いながら、お茶を注文すると……奇妙なことに気づきました。 やはり、ひとり多いのです。 喫茶店に入って来たハズの人数より……今、目の前に座っているハズの人の数が……ひとり、多いのです。 何度、数えても……ひとり多いのですが……それが誰なのか、分かりません。 他の人が数えても……やはり、ひとり多いのです。 そして、その人も、誰が多いのか、分からないようでした。 真夏で、お盆に近い時期でしたので……少し気味が悪い、感じがしました。 この時は……次第に話題が陰気な方向へ傾いて行き……最後は、怪談話になってしまいました。 喫茶店を出た時……全員いるかどうかを数えると、今度は、ひとり足りません。 しかし、誰がいないのかが……そこにいた誰にも、分かりません。 ただ、ひとり足りない感じがしたのです。 子供の頃……真夏にキャンプした時も……ひとり、いなくなったことがあります。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら 今日は5連発!どんどんいきます。 |
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2009年8月30日 14時0分 |
第九十七話「天に昇る闇の柱」 |
◎近世百物語・完全版 第九十七話「天に昇る闇の柱」 この世には、地上から天に昇る、闇の柱のようなものがあります。 それは、地面から空に向かって……黒い、闇のような柱が……立つ現象です。 その多くは……目に、ハッキリと見えません。 ただ、暗いとか、その部分だけ寒いか、湿気があるとか……人によっては、とても陰気な感じがするだけかも、知れません。 そして、これには……サイズと言うものがありません。 ……ですので、太くも見え……同じものが、細くも見えます。 そして、細いように感じるものも含めてすべて……地表から天へ向かって……永遠に思えるほど、長く長く、伸びています。 この……柱と柱を結ぶのが、いわゆる「霊道」と呼ばれるものです。 地図上に、闇の柱の位置を記入して……それを直線ではなく……地形にそって結ぶと、「霊道」の位置が判明します。 しかし、単純に結んだだけではなく……風の吹き方とか、水脈の位置とか、磁場の変化も考慮しなければなりません。 磁場の変化は……大きな岩の位置とか、生えている木の形によって、理解することが出来ます。 この「霊道」のことについては……以前、「近世百物語・完全版」の第八十七話に書きました。それらについては、そちらもご参考に……。 さて、闇の柱は、霊的な自然現象のひとつです。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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